具体的な機能性をSNS通じて発信
MZ:どのように企画を組み立てていったのでしょうか。
藤田:夜に食べるという点については、Twitterなどで「朝食りんごヨーグルトなのに夜に食べちゃった」といったツイートをよく見かけていました。そこで2018年はパッケージを暗闇で見ると「夜食りんごヨーグルト」という文字が光るようにする企画を行い、ありがたいことにSNSなどで話題になり非常に大きな反響を得られました。

また、こちらも2018年ですがからあげの聖地である大分県・中津で開催されている「からあげフェスティバル」に出向き、来場者の方々にからあげを食べた後に朝食りんごヨーグルトを食べていただきました。そしてシール投票の結果、約97%の方が「すっきりした」と答えました。

MZ:最近は、ニンニクを食べた後の臭いが朝食りんごヨーグルトを食べると軽減されるということが話題になりましたね。
藤田:朝食りんごヨーグルトを食べるとすっきりするということを、もっと具体的な機能性を提示したいと考える中で、注目したのがニンニク臭でした。調べてみると、中城歯科医院院長の中城基雄先生が、ニンニクを食べた後の臭いにはりんご、その翌日の臭いには牛乳が効くと言われていたので、これはぴったりではないかと思い、中城先生にに朝食りんごヨーグルトでの効果を測定してもらうことにしました。
そうしたところ、朝食りんごヨーグルトはニンニクを食べた直後の臭いと、翌日の臭いどちらも抑えるという結果が出たので、その内容をプレスリリースとして出しました。
MZ:そうした情報はリリース以外の広告などでも訴求したのでしょうか。
藤田:ターゲットが20~30代ということもあり、SNSを主体に訴求を行いました。ブランドキャラクター的にも偉そうなことを言うよりは、対等に話しかけるようなイメージを持たれているので、その点でもSNSを通したラフなコミュニケーションが合っているのではないかと思っています。
今はLINEのキャンペーンを実施中です。商品にLINEポイントがもらえるシールを貼っていて、アクセスしてくれた方には動画を視聴してもらい、朝食りんごヨーグルトが持つ機能性を伝えるようにしています。