Twitterキャンペーンのポイントとは?
MZ:売上に寄与したかどうかはどのように検証したのでしょうか。
須藤:キャンペーン実施後、インテージのSCI(全国消費者パネル調査。全国15歳~79歳の男女52,500人の消費者から、継続的に収集している日々の買い物データ)と、キャンペーン関連のツイート・リツイートをしていただいたTwitterアカウントを連携し、キャンペーンと売上の相互関係を分析しました。

MZ:今回実施した施策の中で、特にポイントになったのはどの部分なのでしょうか。
須藤:話題化の波を意識したキャンペーン設計ですね。今回のキャンペーンでは、ファンの皆さんによる熱量の高い投稿をタイムラインに集め、その後に、誰でも参加しやすいフォロー&リツイートキャンペーン、リーチが最大化できるプロモトレンドを行いました。
こうすることで段階的に盛り上げを作り、3月28日に大きなピークを迎えることができました。その勢いを活用して「三ツ矢レモネード」も認知させることができたので、話題化の波を意識することは非常に重要だと思います。
TwitterがPOSに影響を与える結果に
MZ:実際、キャンペーンと売上の相関関係はあったのでしょうか。
須藤:SCIで取得した「三ツ矢サイダー」の購買データのうち、Twitterキャンペーンに触れて購入した方は約23%と事前に想定していた数値が出ました。これにより、TwitterキャンペーンがPOSデータに影響を与えていることはわかりました。
高橋:Twitterキャンペーンに触れることで、購買モチベーションが上がることがわかったのは大きな収穫だと思います。ただ、今回の寄与率ではまだまだなので、次回は規模をより大きくしてキャンペーンを実施したいです。
また、今回の「三ツ矢の日」認知拡大に対して今回のキャンペーンは大きく貢献しました。「#3月28日は三ツ矢の日」というハッシュタグを設定していたのですが、そのハッシュタグに触れたTwitter利用者は2018年比で25%増えました。