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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

今、広告主に必要な組織【BtoB編】

営業と併走するデマンドジェネレーションを推進
【NTTコミュニケーションズ】

現在のマーケティング部門の組織体制

 私のグループには約30名の社員がいて、大企業向けのデジタルマーケティングを担当しています。フィールド営業に有望な商談を創出するデマンドジェネレーションを担い、オウンドメディアやセミナー・イベント等のCRM活動を通じたアカウント・ベースド・マーケティングを実施。コーポレートブランディングや製品マーケティングは別部署で実施するため、相互に連携した活動を心がけています。最近では、顧客企業ごとの営業戦略を踏まえてプランニングし、マーケティングオートメーションの精度向上や収益成果に連動するKPIの最大化に注力しています。また、取り扱うデータ量の増大にともない、自動化や分析ツールの活用を図っています。

他部門やパートナーとの関係構築のコツ

 企業向けマーケティングでは、顧客の意思決定を担うキーパーソンのニーズや課題にフォーカスするとともに、営業の戦略や勘所をすり合わせていくことが重要です。そのため社内関係部署では、営業、提案支援、広報宣伝の各部署間でゴールを共有し、併走感を持ちながら、密なオペレーション連携を行っています。社外パートナーに関しては、マーケティングプラットフォームやWebサイトの運用を複数のパートナーと協業し、自社に適合するように内製と外注との最適なバランスを意識しています。

第二営業本部 営業推進部門 第三グループ 担当部長 前田 哲彦氏NTT、およびNTTコミュニケーションズにおいて、法人営業を経験後、通信/インターネット/コンテンツ/企業向けソリューションなどを商材とするマーケティング・CRM業務に携わる。特に、顧客接点チャネルにおけるダイレクトマーケティングを広く経験し、Webチャネルの拡大や中小企業向けMAの立ち上げなどを行い、現職では大企業向けのデジタルマーケティング責任者を務めている。

第二営業本部 営業推進部門 第三グループ 担当部長 前田 哲彦氏
NTT、およびNTTコミュニケーションズにおいて、法人営業を経験後、通信/インターネット/コンテンツ/企業向けソリューションなどを商材とするマーケティング・CRM業務に携わる。特に、顧客接点チャネルにおけるダイレクトマーケティングを広く経験し、Webチャネルの拡大や中小企業向けMAの立ち上げなどを行い、現職では大企業向けのデジタルマーケティング責任者を務めている。

 

デジマとインサイドセールスの専門部門を設置
【コニカミノルタジャパン】

現在のマーケティング部門の組織体制

 マーケティング部門は、一般企業向けのオフィス事業と商業印刷会社向けのプロダクションプリント事業の、大きく2つの領域に分かれています。それぞれの領域において、商品サービスの企画を統括する部と、営業企画・販売促進を担当するエリア統括部が連携し、商品・サービスのリード創出・育成のためのプロモーションの企画および実行を推進しています。人数は約100名で構成されています。また、デジタルマーケティングとインサイドセールスの専門部門も持っており、リード創出・育成において、効果的・効率的なプロセスの展開・改善を行っています。

他部門やパートナーとの関係構築のコツ

 関係構築の際に重視していることは「目的・ゴールを共有すること」です。要件やタスクのみの依頼ではなく、取り組みの全体像から、目的、目指しているゴールを伝え、同じベクトルで進めるように意識しています。また、自社内の他部門に協力を仰ぐときは、「この取り組みは自社の企業成長にどうつながるか、協力してもらう部門にとってどういうメリットがあるか」を明確に伝えるようにしています。他部門を巻き込むときは、タスクの押し付け合いなどとマイナスに捉えられてしまうこともあるので、納得感を持ってもらえるようなコミュニケーションを意識しています。

マーケティング本部 オフィス事業統括部 オフィス事業推進部 井田 有里紗氏新卒でコニカミノルタジャパン(旧コニカミノルタビジネスソリューションズ)に入社。法人企業に対する情報機器を中心にした、提案営業に従事。その後、本社のマーケティング本部に異動し、新規事業立ち上げ・アライアンスビジネス推進に従事。2016年〜2018年ネットイヤーグループに出向し、コニカミノルタとのデジタルマーケティング事業を推進。現在は、自社内のデジタルマーケティングを強化中。

マーケティング本部 オフィス事業統括部
オフィス事業推進部 井田 有里紗氏

新卒でコニカミノルタジャパン(旧コニカミノルタビジネスソリューションズ)に入社。法人企業に対する情報機器を中心にした、提案営業に従事。その後、本社のマーケティング本部に異動し、新規事業立ち上げ・アライアンスビジネス推進に従事。2016年〜2018年ネットイヤーグループに出向し、コニカミノルタとのデジタルマーケティング事業を推進。現在は、自社内のデジタルマーケティングを強化中。

 

約40名のメンバーをマーケティング機能別に組織化
【Sansan】

現在のマーケティング部門の組織体制

 Sansanのマーケティング部には現在、約40名のメンバーが在籍しています。1年ほど前に組織の再編成を行い、これまでプロジェクトベースだった組織体制から、機能で分けた組織体制となりました。組織としては大きく、戦略部隊、実働部隊、クリエイティブ部隊があります。戦略部隊では、マーケティング施策全体の方針を立てています。実働部隊は、デジタルマーケティングチーム、大規模イベントチーム、中小規模イベントチームの3つ。デジタルマーケティングには、広告・オウンドメディア・CRMが含まれます。広告およびオウンドメディアのデザインやWebサイトの構築などを、クリエイティブ部隊が担う形となっています。

他部門やパートナーとの関係構築のコツ

 社内連携の観点では、マーケティング部の戦略部隊で社内のMA・SFAなどと連携したデータベースを構築した上で、他部門と一貫したKPIを設定しています。これにより、折々の事業状況を踏まえた足早な施策の調整を行うことができます。社外との連携では、都度目的に応じたパートナー選定と体制のもとでプロジェクトを進められるようにしています。最近では、複数の代理店やベンダーと合同で一つのプロジェクトを行うケースも増えてきています。

Sansan 事業部 マーケティング部 マネジャー 木下 淳氏大学卒業後、月刊誌の編集者を経て、大手人材サービス会社に入社。マーケティング企画統括部のゼネラルマネジャーとして複数部門を率いる。2018年、Sansan株式会社に入社。デジタルマーケティング・オフラインマーケティングを管掌する傍ら、CPO室を兼務している。

Sansan 事業部 マーケティング部 マネジャー 木下 淳氏
大学卒業後、月刊誌の編集者を経て、大手人材サービス会社に入社。マーケティング企画統括部のゼネラルマネジャーとして複数部門を率いる。2018年、Sansan株式会社に入社。デジタルマーケティング・オフラインマーケティングを管掌する傍ら、CPO室を兼務している。

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グローバル・エリア・カントリー単位の組織体制に 【スリーエム ジャパン】

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:46 https://markezine.jp/article/detail/31784

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