※本記事は、2019年8月25日刊行の定期誌『MarkeZine』44号に掲載したものです。
CMOの全社マーケティング戦略に沿って活動
【NEC】
現在のマーケティング部門の組織体制
NECでは2018年よりCMO直轄組織としてコーポレートのマーケティング機能を集約し、約300名のスタッフが経営戦略と連動しEND to ENDのマーケティングを実行しています。主な機能としては戦略機能(統合マーケティング戦略、ブランド戦略、マーケットインテリジェンス、アナリストリレーションズ等)、タッチポイント機能(マス広告、デジタルマーケティング、イベントショールーム、インサイドセールス、CS、ユーザー会等)、マーケティングシステム機能(顧客DB、SFA、情報共有基盤等)があり、各事業部門のマーケティングメンバーや営業部門と連携しています。
他部門やパートナーとの関係構築のコツ
自社内およびグループ会社のマーケティングに携わる社員はマーケティング職として、CMOの全社マーケティング戦略に沿って活動しています。そのため普段から密に連携し、市場へ一貫したメッセージを訴求できるよう意識しています。またパートナーに関しては、自社のマーケティング戦略を共有し想いに共感していただけるパートナーを選定しています。
IMC 本部 本部長代理 東海林 直子氏
NEC入社後、通信ネットワーク系の代理店販売業務を担当。その後Eビジネス事業部、現部門の前身となる市場リレーション推進本部を経て現職。オウンドメディア、外部メディア、リアルイベント等の様々なタッチポイントとMA、SFA、インサイドセールスを連動させ、顧客変化に合わせたマーケティング施策の実行を統括する。