アパレル、カフェ店、釣り具店など、アプリ事例集
続いて、Yappliを使って制作・運用されているアプリの事例が紹介された。
アプリ経由のEC売上が10%!ライトオンの事例
最初は、ジーンズを中心に販売するアパレルチェーン、ライトオンでの活用事例だ。
「ライトオンさんのアプリ導入目的は、もともとカードだった会員証のデジタル化、会員証に対する店頭オペレーションの簡易化にありました。オムニチャネルという視点に加えて、楽天ポイントを貯める管理などの多岐にわたる課題にも対応しています」(島袋氏)
アプリを導入した結果、会員数の純増加が1.5倍に。アプリ経由のアクセス数が20%増、アプリ経由のEC売上が10%という効果が出たという。
アプリがロイヤルカスタマー予備軍との強力な接点に!プロントの事例
カフェチェーンのプロントも、Yappliでアプリを制作・運用している。
「長く続いているブランドは、その年数と共に顧客の年齢層も上がっていってしまうものです。プロントさんは20〜30代の若い層と継続的に長く付き合っていきたいということと、多くの競合がある中で、選ばれるカフェになりたいというのがアプリ導入の目的でした。新メニューの情報やクーポンによって来店促進をするほか、『プ活』という、プロントで購買・滞在する時間を部活にたとえたコンテンツで、オリジナルのキャラクター『プロントン』を用い、コミュニティを活性化させるような情報提供をしています」(島袋氏)
プロントでは、アプリから既存メディアの3倍ものリーチを達成。アプリがロイヤルカスタマー予備軍との強力な接点となったという。
アプリで店頭の顧客体験を拡張!キャスティングの事例
ワールドスポーツが運営する、大型釣り具チェーンのキャスティングでも、アプリが有効活用されている。アプリによって、店頭のエクスペリエンス拡張を実現したという。
「キャスティングさんの導入目的は、顧客体験の向上と新規会員獲得でした。釣り具はものすごくたくさんの商品があり、リアルの接客や店頭POPだけでは伝えきれない情報を、アプリによって拡張させています。商品バーコードをアプリに読み込むと、そこから商品情報を参照できるようになっているのです。高額商品もあるため、ブックマーク機能をつけることで、その場では買わなくても後でEC等で買ってもらいやすくしました。また、店員さんによる釣りのハウツー動画などのオウンドメディアコンテンツを格納する場としても、アプリをご活用いただいています。GPSによって、近くの店舗の照会もできます」(島袋氏)