1年間で10万DL!109アプリの効果的なダウンロード施策
アプリを制作しても、ユーザーにダウンロードされ、かつ利用されなければ意味がない。自社アプリのダウンロード数向上に悩んでいるマーケターも多いのではないだろうか。島袋氏は、様々な取り組みによってダウンロード数を伸ばしている渋谷のファッションビル、109のアプリを紹介した。
109では、PCサイトやスマホサイトのスマートバナー、InstagramやLINEなど、様々なタッチポイントにアプリへの導線を用意している。なかでも一番強いチャネルは、実店舗だという。
「本部だけでなく、店舗のスタッフも巻き込んで、アプリを案内してもらえるように展開していくのが、アプリマーケティングの最新潮流です。109の場合は、店頭POP、キャンペーン、テナントごとにダウンロード数を競争させスタッフの案内を促すといった取り組みを行いました」(島袋氏)
その結果、1年間で10万ダウンロードを突破し、クーポン利用は月800件、アプリ経由のEC購入率がモバイルサイトの2.5倍という成果が出た。この数値は、109が設定したKPIを順調に達成しているという。
プログラミングの知識なしでアプリ制作・運用を実現
一般的に専門的なスキルを持つエンジニアの力を借りなければ、アプリを作るのは難しい現状があった。しかし、Yappliを使えば、プログラミングの知識がなくても、マーケター自身が簡単に制作・運用をすることができるという。
「Yappliの特長として、プログラミング不要でアプリを作成できること、直感的UIの管理画面、自動バージョンアップが挙げられます。iPhoneのiOSやAndroid OSのOSアップデートにも対応しており、利用企業様には、アップデートごとに対応する負荷なくご利用いただけるプラットフォームとなっています。また、管理画面もとても直感的なUIで、ドラッグ&ドロップするだけで作成・運用ができます。約40種類の機能から、使いたいものを選び、パズルのように組み立てるだけです」(島袋氏)
たとえば写真集のようにたくさんの画像を並べるのも、パソコンのローカルフォルダに保存されている写真を選んでアップロードするだけだ。また、雨や台風といった現在の状況変化に応じてリアルタイムのプッシュ配信も可能だ。最近は、3D認識AR機能も備えている。
最後に島袋氏は「アプリマーケティングに非常に簡単に取り組めるのが、弊社の強みです。アプリのリリース後は、カスタマーサクセス部がフォローします。アプリは作って終わりではなく、作ってからがスタートです」と語り、締めくくった。