本格導入の前に実力テストを実施
MZ:ソリューションの選定にあたって行ったことや、比較した点は?
松村:「ZETA SEARCH」については本格導入の前に実力テストを行いました。先ほどの「ボールペン」という事例も含め、本体、消耗品、関連品が複雑なキーワードを20個程選定して、どう改善できるかを競合サイトとも比較しながらテストしました。結果、目標としていた競合サイトと比較しても、未チューニングの状態で精度の高い結果が出たことで、導入を決めました。精度以外でも、レスポンスに関しては本当に速いですね。他のソリューションも検討はしましたが、運営体制やコスト面から「ZETA SEARCH」を選びました。
森下:松村さんから、導入状況は聞いていましたし、他と比べてコストパフォーマンスやチューニングの手間がかからないということから私どもも「ZETA SEARCH」を採用しました。
ビズネットのサービスの特長として、ご利用いただいている企業に合わせたアイテム群を出し分けているということがありますので、商品検索エンジンにもその出し分けに対応できることが必須条件となります。その上でも、レスポンスに問題はありませんでした。
出張:商品検索エンジンに求められるレスポンスには2つの種類があると考えています。一つは、検索という行動をしたときにどれだけ速くその結果が返ってくるかということ。もう一つは、商品情報を書き換えたときに、どれだけ速くサイトに反映できるかということ。「ZETA SEARCH」では、このどちらでもご満足いただける結果を出せていると自負しています。
濱松:チューニングについても、当社では専任のエンジニアが行っています。他社の場合ですと、例えば管理画面だけを提供して、導入企業様側でチューニングしていただく形が多いと思いますが、数万アイテムから商品結果を期待通り表示するのは、それですとやはり難しいですよね。どこをチューニングすれば期待通りの結果になるかという勘どころは、やはりエンジニアが持っていますので。
日々のチューニングでパフォーマンスを向上
伏下:私はジョインテックスカンパニーで商品・カタログ情報の管理と合わせてサイト改善にも取り組んでいます。例えば、「水」と検索される場合、多くは「ミネラルウォーター」を指していると考えられます。しかし、従来は「水」で検索すると「水色のマーカー」が上に出てしまうということがありました。こういったことはお客様から直接ご指摘いただくこともあり、「私どもとして出したい商品はここのカテゴリーにあるこういった商品です」ということをZETAさんにお伝えしています。
また、検索ログをZETAさんのほうで集計し、毎月レポーティングしていだたいています。よく使われているワードに対して、自分でも実際にサイト上で検索してみて、想像している商品がきちんと出てくるかという地道な確認作業も行っています。
森下:ビズネットの場合は、この企業様の場合はこの商品をお薦めしたいというものが結構あります。例えば推奨品というグループがあり、そこにあるものを検索結果の上位に出てくるよう重み付けしてもらうなどしています。