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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2026 Spring

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ブロックチェーンの現在地は“2010年のモバイルアプリ” 実装を進めるベンダーが語る広告取引の未来

広告主に求められる姿勢は?

――アドテク業界では、ブロックチェーンを筆頭に様々な技術が生まれ、変化のスピードは加速しています。広告主にはどのような姿勢が求められると考えていますか。

Manning:テクノロジーの発展に関わらず、広告を見ている消費者について、複数のペルソナを考えてみることが重要だと思います。

 広告主は広告に対して注意を向けてくれる消費者とリエンゲージすることを望んでいますが、本来は、誰もが広告に対してオープンであるはずです。なぜなら広告は新しい発見をもたらしてくれるものであり、新製品や新サービスについて学ぶための場になるからです。両者はとてもヘルシーな関係のはずなのです。

 そのため、ある消費者が「今はなにも聞きたくない」という態度を示した時は、広告主はオープンな状態の他の消費者に集中した方が良い。人々はちょうど振り子のようなもの。そして振り子は前後に揺れています。ブランドは、消費者が広告に対してオープンであるタイミングを逃さずに、特別なオファーやリエンゲージメントの機会を提供することが大切です。

 私たちは各広告主のニーズに合った計測方法を提供することで、こうしたアプローチを可能にしていきたいと考えています。

――最後に、今後の展望を教えてください。

Manning:当社のソリューションが日本市場でどのように機能するかを見るのが楽しみです。

 また、XCHNGで広告取引の新たな形を作っていくことにも注力していきます。日本は、ブロックチェーン技術に対してオープンな国の一つです。最初の暗号交換のいくつかは日本で行われましたし、ブロックチェーン技術の実証実験も活発に行われています。広告取引の透明性を担保し、マーケティングの効率を高めていくために、貢献していきたいです。

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この記事の著者

蓼沼 阿由子(編集部)(タデヌマ アユコ)

東北大学卒業後、テレビ局の報道部にてニュース番組の取材・制作に従事。その後MarkeZine編集部にてWeb・定期誌の記事制作、イベント・講座の企画等を担当。Voicy「耳から学ぶマーケティング」プロジェクト担当。修士(学術)。東京大学大学院学際情報学府修士課程在学中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/11/27 08:00 https://markezine.jp/article/detail/32260

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