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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

江端浩人氏に学ぶ、マーケティングとテクノロジー改革の最前線

LIFULLがCMでブランドパーパスを打ち出す理由 「しなきゃ、なんてない。」に込められた想いとは

まとめ:「しなきゃ、なんてない。」が起こす社会変革の可能性

 今回の「しなきゃ、なんてない。」キャンペーンの設計を、インタビューをもとに図にすると以下のようになる。

 コトラー博士、川嵜氏とのインタビューを通じて筆者が感じたことは、このキャンペーンの普及はコトラー博士の提唱するWell BeingやCommon Goodを実現する可能性があるということである。一企業のキャンペーンではあるが、物事の見方を変えることは結果的に大きな社会的な効果をもたらす可能性があると思っている

 キャンペーンの開始とともに、「しなきゃ、なんてない。」のメッセージでもある「既成概念を覆す」出来事が多発しているように筆者は感じている。主にスポーツの世界ではあるが、大坂なおみ選手は世界No.1ランクになり、渋野日向子選手はプロデビューの年に海外メジャーで優勝し、八村塁選手はNBAでドラフト一位に。また、“One Team”が今年の流行語大賞年間大賞を受賞したラグビー日本代表は強豪国を破り無敗でグループ1位での決勝トーナメント進出を決めた。

 このキャンペーンが影響していたとは言わないが、受け入れる側の心理は大きな影響を受けるのではないか。

 この議論の続きは12月12日に行われる「Markezine Premium Seminar」でも実施しますので、読者の皆様と会場でお会いできることを楽しみにしております。

 MarkeZine編集部は12月12日(木)、大崎ブライトコアホールにて「MarkeZine Premium Seminar vol.4」を開催します。今回のテーマは、「マーケティング2020 本質と革新」。マーケティングにおける不変的なこと、来るべく2020年に訪れるであろう最新のトレンドを、7名のスピーカーの方々とともに考えていきます。江端さんと川嵜さんも登壇予定です! ぜひご参加ください。
詳細はこちらからどうぞ!

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この記事の著者

江端 浩人(エバタ ヒロト)

iU大学教授、江端浩人事務所 代表、MAIDX LLC代表、AlMONDO事業顧問

米ニューヨーク・マンハッタン生まれ。米スタンフォード大学経営大学院修了、経営学修士(MBA)取得。伊藤忠商事の宇宙・情報部門、ITベンチャーの創業を経て、日本コカ・コーラでマーケティングバイスプレジデント、日本マイクロソフト業務...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2019/12/10 09:00 https://markezine.jp/article/detail/32510

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