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検索1位の記事を日米で対決させてみた 日本のコンテンツ力の源泉は“武士道”の「義と勇」にあり

2020/01/14 08:00

 昨年の9月にアメリカのクリーブランド(オハイオ州)で開催された大規模なコンテンツマーケティングイベント「Content Marketing World 2019」に参加してきました。最大の気づきは「日本のコンテンツ制作スキルは世界随一で、その源泉は武士道(BUSHIDO)にある」ということです。この記事では、Content Marketing World 2019のレポートに加えて、日米の検索一位同士を比較した実験結果や、武士道がどう関係しているのかを解説します。

目次

意外だったのがメールマーケティングの再評価

 世界中からコンテンツマーケティング担当者が集まる「Content Marketing World 2019」。様々なセッションやワークショップで学んできたのですが、最大の気づきは「日本のコンテンツ制作スキルは世界随一で、その源泉は武士道(BUSHIDO)にある」ということでした。本題に入る前に軽くカンファレンスの舞台、オハイオ州北東部にあるクリーブランドの様子をば。人口40万人弱の中規模都市なのにダウンタウンは閑散としていました。平日の昼間でこれ↓ですよ。人がいない……?

 ですが、カンファレンス会場には4,000名のマーケターが集合していて、一気にヒートアップします。周囲のホテルもほぼ満室。女性参加者が多いという印象を受けました。

 キーノートセッション会場はまるでコンサートかサーカス会場のよう。エンタメ感満載で盛り上げていて、こういった演出の巧さ、期待感の高め方はさすがアメリカ。日本のカンファレンスだとシーンと静まり返っていることが多いですが、音楽もガンガンかかっていて楽しげな空気です。

 個別セッションの会場は日本でも見かけるこんな部屋。ハンズオン形式のSEOワークショップにも参加してみました。

 開催期間の4日間で15以上のセッションに参加しました。日本では知り得ない情報も豊富で学びは多かったのですが、最先端のコンテンツマーケティング事情やSEOテクニックがザクザク収穫できて目からウロコが落ちまくった……! ってことはなかったです。「そうだよな、確かにな、なるほどな……」って答え合わせをしたイメージでしょうか。

 意外だったのがメールマーケティング(メルマガ)が再評価されていたということ。SNSより読者に確実に届き、発信者(企業)側がコントロールでき、リストを育てられ、深いエンゲージメントを作れる、と。本当か~? って最初は思いましたが、メールマーケティング系セッションが大人気で立ち見&座り見も多発する状況でした。

 他には、コンテンツマーケティングを一時的なキャンペーンとして捉えず、継続的な施策として実行しようぜって話があったり、コンテンツマーケターのキャリアパスってどうすればいいの? とか、上司にKPIをむっちゃ求められて困る、説得したいって話もあったりで、このへんは国境を越えても似た状況ですね。

日米の「当たり前」レベルはまったく違う

 さて、一番伝えたいのはセッションで学んだことじゃなくて、現地で気づいてしまったある事実です。

 それは「Made in Japanコンテンツの凄さ」。つまり、日本のコンテンツ力って世界的に見ても水準が高いのでは? ということです。いや、日本人登壇者はいなかったし、誰も日本のことは発表していなくて、完全に個人的なインスピレーションなのですが、確信に近いものがあります。たとえば、ブース会場にあったロボットのイラストもかなり雑な感じです。日本の展示会ではなかなかお目にかかれないクオリティ。

ぼかしを入れてあります
ぼかしを入れてあります

 続きまして、宿泊先のヒルトンホテルの朝食ビュッフェで食べたフレンチトーストです。

 冷めてカチカチなためナイフで切れず、最終的にフォークでぶっ刺して噛みちぎりました。味はご想像に任せますが、これが日本のホテルで出てきたらレビューにボロクソ書かれるでしょう。

 何が言いたいかと言うと、アメリカの当たり前と日本のそれはまったくレベルが違うということ。日本に住んでいるとあたかも日本のレベルが世界の基準と錯覚してしまうかもですが、実はそんなことはなく、日本が群を抜いて凄すぎるのです。地下鉄の案内、レストランのメニュー、ホテルのコンシェルジュの対応、飲食店の接客、税関審査、空港内のフライト案内、イベント会場の受付……何もかもが日本に慣れすぎたせいで物足りません。私はアメリカに5年留学し、向こうの大学を卒業していたので、そのことは一応わかっていたつもりでした。それでも改めて「日本のクオリティってマジですごい」と感嘆しました。

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