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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

2020年のマーケティング戦略(プラットフォーマ―編)

会話による話題化 動画とブランドセーフティに注力(Twitter Japan)

2019年を振り返って

 新元号の発表、ラグビーワールドカップなど2019年のTwitterは大きな話題で溢れかえりました。広告主様には「Launch Something New」と「Connect with What’s Happening」という二つの価値を提供し、事前の話題づくりから、ローンチ後の話題の最大化・定着化までを支援することができました。また利用者の会話が大きな話題につながり、実売につながるという流れが加速した一年でした。当該商品やサービスなどの話題化や認知形成の初速を効果的かつ安全に行えるプラットフォームであることもさらに広められたと考えています。

2020年へ向けて

 “Launch”と“Connect”という二つの価値を啓蒙していきます。それには、プロダクトの強化を図ると同時にブランドセーフティにも注力し、質の面での向上も重要ファクターと考えています。動画広告市場と同様に、当社においても現在成長著しいのがインストリーム動画広告です。ニュース、エンタメ、スポーツコンテンツなどの前に動画広告が挿入されるようなものは、今後さらに伸びていくでしょう。2020年は東京で大きなスポーツイベントも控えています。ハイライト映像をTwitterでご覧いただいている利用者の方に対して、プレロール動画広告を視聴してもらうような広告のご提供を、今後さらに増やしていきます。

執行役員 広告事業本部長 松山歩氏<br>Twitter Japanでディレクターとして、消費財、通信、今後デジタル化を進めていく広告主を戦略的にサポートする三つの組織を統括。Twitter Japan入社以前は、日本マイクロソフトで主に広告代理店を担当する営業部門の責任者を歴任。元々は総合代理店の出身だったが、デジタルの領域におけるメディアや情報流通の大変革時代の先端に関わっていたいと考え、またデジタル広告業界でのキャリアを形成。

執行役員 広告事業本部長 松山歩氏
Twitter Japanでディレクターとして、消費財、通信、今後デジタル化を進めていく広告主を戦略的にサポートする三つの組織を統括。Twitter Japan入社以前は、日本マイクロソフトで主に広告代理店を担当する営業部門の責任者を歴任。元々は総合代理店の出身だったが、デジタルの領域におけるメディアや情報流通の大変革時代の先端に関わっていたいと考え、またデジタル広告業界でのキャリアを形成。

「クラシル=レシピ動画サービス」からの“脱却”(dely)

2019年を振り返って

 スマートニュース元執行役員である西口さんの著書『顧客起点マーケティング』が非常に印象に残っています。成長の裏にある緻密な戦略やその思考プロセスを、我々にとってここまで身近なサービスで覗き見ることができるケースは稀でしょう。クラシルにおいては、今本当に必要なアクションだけにしっかりと集中し、主軸であるアプリを中心に、SNSなども含めたサービス全体で大きくグロースさせることができた1年となりました。未来に向けてより強いサービスになってきていることを実感しています。

2020年へ向けて

 2020年は、良い意味で「クラシル=レシピ動画サービス」からの“脱却”を図る1年にしたいと思っています。クラシルは「レシピ動画サービス」と名乗っていますが、一定以上の規模に成長した今「レシピが動画でわかりやすい」という機能的な価値だけでは、利用につながりづらいユーザーがいるのも事実です。より多くの方々にクラシルをご利用頂くためには、キッカケとなる新しい価値の創出と、それを的確に伝えていくプロモーション戦略、そしてコアとなるブランドとしてのメッセージ強化が必須だと考えています。新規領域として取り組んでいるコマース事業に関しても、さらにアクセルを踏んでまいります。

執行役員 マーケティング本部管掌 野村知己氏<br>2009年九州大学卒業後、インターネット広告代理店に新卒入社。アプリに特化したソリューション事業を責任者として立ち上げ、大手企業を中心にコンサルティングを行う。2018年1月よりdelyにジョインし、オンライン/オフライン問わずマーケティング全般を統括。2019年4月よりマーケティング担当執行役員に就任。

執行役員 マーケティング本部管掌 野村知己氏
2009年九州大学卒業後、インターネット広告代理店に新卒入社。アプリに特化したソリューション事業を責任者として立ち上げ、大手企業を中心にコンサルティングを行う。2018年1月よりdelyにジョインし、オンライン/オフライン問わずマーケティング全般を統括。2019年4月よりマーケティング担当執行役員に就任。

日常的にnoteが使われる状態を目指して(ピースオブケイク)

2019年を振り返って

 企業がメディアを持ち、ストーリーで顧客に直接語りかけ、ダイレクトに販売する仕組みが広がってきました。アップルやダイソンが既にやってきた流れが加速しています。たとえば先日のテスラの新車発表は、登録した顧客だけが生放送を見ることができました。製品の魅力がよく伝わる、マッチした売り方です。noteは、同じようなことをだれもが簡単にできるプラットフォームです。昨年は、法人がストーリーを伝えてファンを増やしつつ、ビジネスの目的を達成する機能も拡充しました。キリンビールなどに採用され、顧客とのコミュニケーションを通じた先進的な取り組みをしていただいています。

2020年へ向けて

 まずは、noteをさらに多くのクリエイターが集まる場所にしていきます。わたしたちは、個人も法人も「何かを生み出すひと」はすべてクリエイターと捉えています。noteの月間訪問者は2,000万人ですが、Twitterのように有名人であれば全員が、一般の方もほとんどは日常的に使っている状態をめざしています。たくさんの人がnoteに集まれば、みなさんの作品が目に触れる機会が増え、さらに多くのクリエイターが集まってくる循環を作りたいと考えています。今は、あらゆるクリエイターがサブスクリプションをしやすくするサークル機能の準備をしているので、楽しみにしていてください。

代表取締役 CEO 加藤貞顕氏<br>アスキー、ダイヤモンド社に編集者として勤務。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海)、『ゼロ』(堀江貴文)、『マチネの終わりに』(平野啓一郎)など話題作を多数手がける。2012年、コンテンツ配信サイトcakes(ケイクス)をリリース。2014年、メディアプラットフォームnote(ノート)をリリース。

代表取締役 CEO 加藤貞顕氏
アスキー、ダイヤモンド社に編集者として勤務。『もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの「マネジメント」を読んだら』(岩崎夏海)、『ゼロ』(堀江貴文)、『マチネの終わりに』(平野啓一郎)など話題作を多数手がける。2012年、コンテンツ配信サイトcakes(ケイクス)をリリース。2014年、メディアプラットフォームnote(ノート)をリリース。

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MarkeZine(マーケジン)
2021/02/26 17:43 https://markezine.jp/article/detail/32770

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