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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

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約80%が「初来店」と回答!東急リバブル×メルカリの新たな来店促進施策に迫る

企業間のコラボレーションに欠かせないこととは?

MZ:御社では、これまでもおそうじ本舗やLIXIL(リクシル)といった企業とコラボレーションしたサービス開発などを積極的に行っていますが、今回の「メルカリ教室」も含めた他企業とのコラボレーションにおいて欠かせないことはなんだと思いますか。

今井:共通しているのは、お客様とコラボレーション先の企業、自社すべてにメリットがある施策であるべきということです。

 「メルカリ教室」で言えば、お客様にとっては、興味があっても使ったことがなかったメルカリについて、無料で使い方を学べますし、メルカリさんとしては、売るユーザーが増えるメリットがあります。そして、東急リバブルとしては、来店のハードルを下げたり、店舗の空きスペースを有効活用したりしながら、企業イメージの向上に繋げることができています。

 このように、関わる方すべてにとってメリットのある取り組みであることが第一だと思います。

 また、普段のビジネスとの繋がりを考えることも非常に重要です。メルカリと不動産は一見すると関係なさそうですが、不動産の売買時などには不用品の処分が多く発生します。それとメルカリの親和性は非常に高いので、今回のコラボレーションは非常に良かったと感じています。

店舗スペース活かした取り組みで認知を拡大

MZ:最後に今後の展望について教えてください。

今井:まだ全店舗では開催していませんが、これまで開催した各地域のご参加者からご好評いただいておりますので、順次開催店舗を拡大したいと考えています。

 また、まだまだ東急リバブルのことを知らない方が多いということが今回のアンケート結果からわかったので、認知度を伸ばす取り組みが必要だと感じています。

 不動産のお取引はサイクルが長く、頻繁にあるものではないので、不動産以外のところでも接点を作っていくことが大切だと考えています。「メルカリ教室」の開催以外にも、店舗スペースを地域の方々に無償で貸し出し、絵画の展覧会を開催するといった取り組みも以前から行っておりますので、今後も“地域の方々から本当に必要とされる会社”を目指して、様々な取り組みを実施していきたいです。

 そして、不動産会社としてのデジタルシフトにも取り組みたいですね。不動産は高額な取引となるため、すべてをデジタル化すべきとは思っていません。ただ、デジタルの良い部分とアナログの良い部分を繋げた取り組みが様々な形で行えるはずなので、そういったことにも積極的にチャレンジしていきたいと考えています。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/03/11 08:00 https://markezine.jp/article/detail/32817

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