岡本さんに最近気になっているマーケ施策を質問!
栗原:前編最後の質問ですが、岡本さんが最近特に気になってる施策があれば、教えていただけますか?
岡本:BtoBは展示会やセミナー系の施策が多く、それが今オンラインに切り替わっているので、そこはやっぱり大事かなと。
そして僕たちが実行してみた感触からも、今、テレビCMや交通広告の施策はチャンスなんじゃないかなと思っていたりします。出稿を控えている企業さんが多くなっている中、結構なSOV(Share of Voice)が取れるのではないかと。
栗原:なるほど。
岡本:それだけでなく、現代の人々のライフスタイルや関心事は、世代や性別によって細分化されていますが、コロナ禍においては、かなり均一化されていると思うのです。すると、マスに向けたメッセージが届きやすくなる。そういう意味でも、マス施策がフィットする企業さんがあるような気がしますね。
栗原:なるほど。確かに今、みんなの行動様式が同質化しているところはありますね。ビジネスパーソンの関心事も、リモート対応どうしよう、テレワークどうしようという話ですもんね。
それで今ふと思い出した話があって、ある日本人の起業家で、今はアメリカでスタートアップを経営されている経営者さんがポッドキャストで話していたのですが、「日本とアメリカで起業してみたが、日本はマーケティングがとても楽だ」と言うのです。
その方曰く、「アメリカは国土が広いし移民も多く、価値観も様々なので、いろいろなターゲット・ペルソナがあり得るし、チャネルも多様でコストがかかる。それに比べて日本は、島国で同質性が高くてアプローチしやすい」と。岡本さんのお話を聞いて、確かにこの状況はチャンスかもしれないと感じました。
岡本:そうですね。コロナというのは、社会的にはあまり良くない状況だと思うのですが、マーケターからすると大きなチャンスが転がっているという印象を持っています。
~つづく~
第二弾(後編)では、SmartHRさんがイベントマーケティングを大切にする理由や、オンラインセミナーの手応え、組織拡大にともなう採用活動について質問! 6月18日頃公開予定です!