3月10・11日、ライブ配信形式で開催された「MarkeZine Day 2020 Spring」。様々なセッションが配信されるなか、「BtoB人気イベントの立役者が集結!イベントマーケティングを成功に導くポイントとは?」と題されたセッションには、「Bigbeat LIVE」や「CX DIVE」といった人気BtoBイベントの担当者3名が登壇。BtoBマーケティングにおけるイベントの本質や、「熱量あるイベント」を作るためのポイントなど、明日から使える内容がつまったセッションの様子をお届けする。
数字を追いかけるだけのイベントで良いのか?
岡本:近年、BtoB企業を中心にイベント施策が増えてきています。ですが話題に上がるのは、リードの獲得数やROIなどの話ばかり。イベントをやっている私たちからすると、「ヒトの五感」をフル活用できるのがイベントなのに、数字を追いかけているだけでいいのか? という疑問があります。本日はBtoBマーケティングにおけるイベントの本質を考えるため、ユニークなイベントを開催しているお二人をゲストに迎えました。まず、濱口さん自己紹介をお願いできますか?
濱口:ビッグビート 代表取締役の濱口です。当社は創業以来、BtoBのITテクノロジー企業に特化した広告会社として事業を展開してきました。広告会社としては異例だと思うのですが、自分たちでイベントも主催しています。
(写真中央)ビッグビート 代表取締役 濱口豊氏
(写真右)プレイド Marketing/CX DIVE統括/XD副編集長 川久保岳彦氏
岡本:それが、「Bigbeat LIVE」ですよね。そもそもなぜ、広告会社であるビッグビートさんがイベントを始めようと思ったのでしょうか?
濱口:広告会社の役割は「社会にワクワクを作る」ことだと思っています。このワクワクを自分たちでも作りたいという想いから始めたのが「Bigbeat LIVE」です。
「マーケティングで経営を変える」というテーマを掲げた「Bigbeat LIVE」は、2017年から3年連続でやっていて、昨年実施時には500名ほどの経営者やマーケターに来場いただきました。他社からの協賛金は0で、参加費も無料。アピールする自社製品もないので、開催当初は「広告会社が何のためにやるのか?」との声もありました。事実1年目の開催は赤字で、自分たちのへそくりで補填しなければならないほどでした。
そこまでしてでも、他の国と比べて遅れている日本のBtoB企業に対して、マーケティングへの意識向上が必要だと思ったんです。ライブイベントを中心に、コンテンツを書籍や「ニシタイ」というオウンドメディアに展開したり、BtoBマーケターのためのコミュニティを作って、少人数のイベントを開いたりしています。
岡本:ありがとうございます。イベントのポイントなどについては後ほど詳しく伺いたいと思いますが、続いて川久保さんも自己紹介をお願いできますか?
川久保:プレイドでマーケターとして、CXプラットフォーム「KARTE」の魅力を伝えるために、CM制作やカンファレンス「CX DIVE」の統括や、イベント出展などを担当しながら、オンラインメディア「XD(クロスディー)」の副編集長をしています。
世の中にCXの情報を流通させることを目的に、「CX DIVE」や「XD」、オンラインメディアを冊子にした「XD MAGAZINE」、J-WAVEとコラボしたラジオ番組「KARTE CX VOX」などもあわせ、KARTEが目指したい世界観を表現しています。
「CX DIVE」はBtoBイベントとしては異質な空間を作っていまして、単純にセッションがあるだけでなく、新しいCXが体験できるようモノやサービスが体験できるブースも用意しています。過去3回で、合計30セッション、累計3,000人の方に来場いただきました。
イベントの本質とは何か?
岡本:ありがとうございます。では早速、本日の本題に入っていきたいと思います。まず率直に、お二人はイベントの本質をどう捉えていますか?
濱口:イベントと一概にいっても、色々なタイプがあります。自社の主催イベントに徹底した話をさせていただくと、私はイベント現場こそ、経営の目指す先と現状のギャップが映し出されている鏡のようなものだと捉えています。

濱口:またクライアント・パートナー・社員それぞれの顔や雰囲気を感じられるのもリアルなイベントならではのことですよね。来てほしいと思っていた人は来てくれていたか、その人が帰りにどんなことを呟くのか、如実に結果が映される。良いことばかりではなく、こうじゃなかったとなることもあるけど、それがわかるのがイベントだと思います。
社員たちにとって、自分たちがどういうお客様に向けてサービスを提供しているのかが明確化されるのもありますね。
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畑中 杏樹(ハタナカ アズキ)
フリーランスライター。広告・マーケティング系出版社の雑誌編集を経てフリーランスに。デジタルマーケティング、広告宣伝、SP分野を中心にWebや雑誌で執筆中。
※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です
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