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第106号(2024年10月号)
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生活者データバンク

年齢で異なるスマホの持ち方&操作実態

 世代に関わりなく普及が進んでいるスマートフォン。しかしどのように持つか、どの指で操作するか、といった使い方には、年齢によって異なる傾向がみられる。本稿では調査データからその実態を紐解くとともに、結果を踏まえたWebコンテンツ制作のポイントを解説する。

※本記事は、2020年5月25日刊行の定期誌『MarkeZine』53号に掲載したものです。

スマホの普及とインターネットアクセス手段の変化

 かつて、インターネットへのアクセス手段はPCが主流であり、WebのコンテンツもPCでの閲覧を前提として作成されてきた。総務省の情報通信白書によれば、2010年から、インターネットアクセス手段におけるPCとスマートフォンの割合は逆転し、2018年時点では、インターネットへのアクセス手段としてスマートフォン(89.6%)がPC(77.2%)を上回っている(図表1)。

図表1 インターネットを利用する際の利用機器の割合(タップで画像拡大)
図表1 インターネットを利用する際の利用機器の割合(タップで画像拡大)

 また、日本マーケティング・リサーチ協会(以下、JMRA)による、各社のインターネット調査パネルにおけるアンケート回答デバイスにおいても、近年、スマートフォンでのアンケート回答が主流になっている(図表2)。

図表2 インターネット調査パネルの回答デバイス(タップで画像拡大)
図表2 インターネット調査パネルの回答デバイス(タップで画像拡大)

 年齢層別に見ると、特に若年層においてスマートフォン利用の割合が高いが、高年齢層についても、近年はスマートフォンの利用割合が高まっている。スマートフォンの急速な普及にともない、どの年齢層においても、インターネットへのアクセス手段としてスマートフォンが利用される時代になっている。

 そのため、Webコンテンツやアプリを制作する際には、スマートフォンで閲覧されることを前提に設計していく必要がある。どのような画面設計にすべきかを具体的に検討する際には、スマートフォンの操作実態に関する基礎データは欠かせないが、こうしたデータが定量的に公開されている事例は少ない。

 そこでインテージでは、「スマートフォンの操作」にフォーカスし、2019年11月にインターネット調査パネルを対象とした実態把握調査を実施した(図表3)。

図表3 スマートフォン操作実態に関する検証調査の設計(タップで画像拡大)
図表3 スマートフォン操作実態に関する検証調査の設計

 この調査はWebアンケート回答時の操作に限定して聴取したものであるが、様々な操作実態が明らかになり、一般的なWeb利用時のスマートフォン操作にも当てはまる知見であると思われる。本稿では、その結果の一部を紹介するとともに、スマートフォンで利用しやすいコンテンツについて考察する。

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この記事の著者

二瓶 哲也(ニヘイ テツヤ)

株式会社インテージ カスタムリサーチ事業企画室 室長。2005年に株式会社インテージ入社後、主にインターネット調査システムに関する業務を担当し、業界初のマルチデバイス対応の回答インターフェース「i-タイル」開発などに従事。現在、日本マーケティングリサーチ協会(JMRA)のインターネット調査品質委員会での活動や、フィ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/05/25 15:00 https://markezine.jp/article/detail/33445

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