LINEのサービスを活用し、企業と生活者とのコミュニケーション課題を解決
「LINE Planning Contest 2020」は、LINEのサービスを活用して「企業と生活者とのコミュニケーション課題を解決する」ためのアイデアを幅広く募集するパートナー企業向けのプランニングコンテストだ。
昨年に続き2回目の開催となる今回は、モンデリーズ・ジャパンと三井住友カード株式会社がRFPを提供。21社から計41チームの応募があり、1次選考を通過した10チームが最終選考に臨んだ。結果、最優秀賞はモンデリーズ・ジャパンのビスケットブランド「OREO(オレオ)」に対する企画提案を行ったセプテーニが受賞。優秀賞と特別賞は、三井住友カードについて提案した株式会社電通テック、電通アイソバー株式会社がそれぞれ受賞した。
最優秀賞を受賞したセプテーニのチームメンバーは4人。チームを率いた西原裕史郎氏は、「課題に対して、LINEというプラットフォームの専門知識を生かすことができ、コミュニケーション戦略の策定から企画、クリエイティブ開発まで一気通貫で行えるメンバー体制で臨んだため、セプテーニとしての強みを活かせた。年齢も幅広く、オレオのターゲットとなる世代もメンバーに含まれていた」と振り返る。
オレオを“習慣的”に食べてもらうための企画アイデアとして “遊び心”を重視
セプテーニが挑んだのは、世界的なビスケットブランド「オレオ」のPlayfulな(遊び心に溢れた)特徴を伝え、日常的に“楽しみながら”食べてもらう習慣を醸成するためのコミュニケーションプランだった。
RFPを提供した背景について、モンデリーズ・ジャパンのマーケティング本部 マーケティングマネジャー兼デジタル&Eコマース統括マネジャーの葭山浩史氏は次のように解説する。
葭山:オレオは、世界100ヵ国以上で親しまれているロングセラーブランドです。近年は「Stay Playful」という世界共通のメッセージを発信していますが、これにはブランドとして生活者に「遊び心あふれるおやつ時間・おやつ体験を提供したい」という思いが込められています。現在、日本市場で「オレオ」の認知率はほぼ100%に近いものの、オレオを食べる“習慣”は根付いておらず、近年の課題として認識していました。そこで、「ミレニアル世代の家族にオレオクッキーの喫食をPlayfulに感じてもらい、その体験が習慣になるような企画」を募集しました。