中東・アフリカの音楽ストリーミングサービス、ローカルプレーヤーの台頭
米The Wall Street Journalの記事によると、香港、シンガポール、マレーシア、タイ、フィリピン、ミャンマー、インドネシアにおけるJOOXのユーザー数は2020年に8,700万人に達する見込みだという。JOOXは2017年に南アフリカに進出し、それを足がかりにアフリカ市場でも影響力を強めたい考えのようだ。
しかし、中東・アフリカでも独自の音楽ストリーミングサービスが続々登場しており、一筋縄ではいかないかもしれない。
中東・アフリカ地域における代表的なストリーミングサービスとして挙げられるのが「anghami」だ。中東最大級のメディアグループMBCと提携し、3,000万曲を配信。同社ウェブサイトによると、そのユーザー基盤は7,000万人以上だという。
このほかアフリカでは「mdundo」や「Vuga」など様々なサービスが登場し、慌ただしい様相を呈している。
SnapchatとGlobalWebIndexの共同調査によると、世界各地のZ世代のエンタメ分野・最大の関心事は音楽だ。映画やゲームよりも関心度が高いことが明らかになった。若い世代に対するマーケティング/ブランディングの観点からも音楽ストリーミング市場の動向確認はマストといえるだろう。