※本記事は、2020年6月25日刊行の定期誌『MarkeZine』54号に掲載したものです。
つらいときこそチャレンジを恐れてはいけない
――本日は、4月22日から5月1日にかけてオンラインにて開催された「#NEWWORLD2020」の舞台裏についておうかがいしていきたいと思います。まず、開催した経緯、イベントの狙いについて教えてください。
飯髙:このイベントを企画したのは、開催から2週間ほど前のことでした。ちょうど新型コロナウイルス感染拡大にともない、緊急事態宣言の発令がされたタイミングです。仕事・私生活ともに大きな環境変化を余儀無くされる中、自分自身、なかなかポジティブになれない時期があったんです。
そんな中、当社マーケティング部のメンバーとオンラインミーティングをした際に、「この状況下で、自分たちだからこそできることを考えよう」と話し合いました。イベントに関しては、これまで「#ノミナー」というリアルイベントをやってきており、カンファレンスもいつかやってみたいねと話していたのですが、この機会にオンラインでカンファレンスをやってみようとなったのです。
オンラインイベントを開催することにした理由は、大きく2つあります。ひとつは、ネガティブなニュースが多く、暗くなっている世の中を少しでも明るくしたいと思ったから。もうひとつは、こんな状況だからこそ「チャレンジ」を恐れてはいけないと思ったし、それを多くの人に伝えたいと思ったからです。
登壇者は、元々「#ノミナー」でこれから話したいな、と僕が思っていた方々にお声がけしました。イベントの趣旨をご説明した上で、「今の状況、考えていることを本音で聞かせてほしい」と一人ひとりにメッセージを送ったところ、ありがたいことに、ほぼ全員が即OKしてくださいました。