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MarkeZine Day 2025 Retail

D2Cブランド大解剖

「きゃーっ♡しているか」が判断基準、LPは通過点でなく体験の入り口/MEDULLAに学ぶD2Cらしさ

パーソナライズ×UXのブランドを広げたい

西井:では最後に、これからSpartyが何を仕掛けていくのか聞いていきましょう。5月に新しいスキンケアブランドをリリースされましたが、その狙いを教えてください。

横塚:はい。Spartyは、パーソナライズ×UXを戦略として、MEDULLA以外にも、ブランドを出していきます。その第1弾として、5月22日に、パーソナライズスキンケアブランド「HOTARU PERSONALIZED(ホタル パーソナライズド:以下、ホタル)」をスタートしました。現在、すでに1万人のお客様に肌診断をご利用いただいています。

肌診断の結果に応じて、最適なスキンケア製品が届く
肌診断の結果に応じて、最適なスキンケア製品が届く

西井:10つの質問に答えて、スマホのカメラで肌診断をするんですよね。1万人は、すごい人数ですよ。

上原:私たちも、「どんな反応があるだろうか?」と考えていました。まずはMEDULLAのお客様に対してプロモーションを行いましたが、シャンプーを使っている方へスキンケア製品を提案してうまくいくだろうかと……。

 ですがおかげさまで反響をいただき、私たちが発信している「パーソナライズされた良い体験を届けるブランド」というメッセージが、しっかりと届いていたのだと実感できました。

西井:化粧品ビジネスにおいて、ヘアケアとスキンケアに対するニーズは異なるため、通常はクロスセルが難しい。でも、MEDULLAとHOTARUの場合は、効果効能だけではなく、ブランドに対する安心感や信頼感があり、「自分のためのブランドだ」と思われているからこそ、お客様の支持が集まるのだと思います。

横塚:SpartyはD2Cに分類されるビジネスを行っていますが、私たち自身はあまり意識していません。目の前のお客様と向き合い、フィードバックやいただく声をすぐにサービスに反映し、改善をくり返す。既存の方法にこだわらず、自分たちのやり方で取り組んでいます。もしかしたら、それがD2Cらしさなのかもしれませんね。

西井:その通りです。メーカーにはこれまで流通のルールが存在し、それに則りビジネスを行ってきましたが、これまでのルールに縛られず“らしさ”を突き詰めることが、D2Cビジネスに大事なことだと思います

 お客様とのつながりかたも、一見同じように見えるけれど、根っこの部分は大きく異なります。それが、商品の作り方や体験に反映されていくのだと感じました。お2人とも、今日はありがとうございました。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/07/07 07:00 https://markezine.jp/article/detail/33691

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