自宅で得られる新しい価値を探す「自宅の多機能化消費」
【7つの旅路】
「自宅で得られる新しい価値を探す旅路」
在宅時間が増加する中で、自宅の在り方が変化している。純粋なプライベート空間であった家が、オフィスや教育の場としても機能する複合的な空間であることを求められている。その変化はあまりに急速であり、住む人の欲求をどんな風にして実現するのか、についても模索が続いている。
【共感スイッチ】
自宅だけでも社会生活ができる、多様な機能がそろった場所にしておきたい
【共感度/持続度/未充足度】
緊急事態宣言下の5月と宣言解除後の7月の調査スコアの比較です。
- 共感度 49.6%→ 61.1%(11.5%up)
- 持続度 86.1%
- 未充足度 42.7%→ 49.5%(6.8%up)
※持続度は、宣言解除後の7月のスコアのみ
【非共感ポイント】
ただのんびりリラックスして過ごせるだけの単機能な自宅
【代表する消費者事象(n=1)】
少しでも家の居心地が良くなるよう、セルフカフェコーナーを作ったり、お庭のない家に、プランターで枝豆やお花を植えて楽しんだり、手作りのおやつを作ったりした。家事が一段落した後にコーヒーメーカーのコーヒーをのんびりと飲み、植物を見て和むと、生活に彩りと癒やしが加わりくつろげる。コロナ流行後は自分の時間がまったくなくイライラしがちだから、自分の時間や生活を楽しみマイペースに過ごしたい。
女性/46歳/愛知県/既婚/1人/専業主婦・主夫/400万~550万円未満
【Beforeコロナの価値】
自宅をリラックスするための場所にする
【With/Afterコロナの価値】
自宅をなんでもできる環境にしておく
【定量的に共感度+未充足度が高い属性】
- <性別> 男性
- <年代別> 35~49歳、50~64歳
- <性年代別> 15~19歳女性、35~49歳男性
【新・欲求への対処】
「自宅だけでも社会生活ができる、多様な機能がそろった場所にしておきたい」という欲求が強まっている中、みなさんのビジネスでは、消費者にどんな提案ができるでしょうか。直接、貢献ができない場合は、間接的に貢献するには何ができるか? を考えてみてください。
コロナ禍で急変する消費者インサイトに対し、企業はどう対応すべきか?
9月1日~2日にかけて開催するMarkeZine Day 2020 Autumnでは、新時代を切り開く戦略と戦術のヒントを提供する様々なセッションをご用意しております。
本コラムの著者、デコムの大松氏が登壇するセッション「ニューノーマル時代の消費者インサイトに適応せよ ウエディングパーク、LIFULLの実践をデコムが説く」では、ニューノーマル時代の消費者インサイトの変化を読み解く定量&定性調査の結果と、実際の企業事例を照らし合わせ、ニューノーマル時代の消費者インサイトに企業が適応する糸口を探ります。参加は無料ですので、ぜひご参加ください!
日時:2020年9月2日(水)16:50~17:50
▼締切間近!参加申し込みはお早めに
