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水野貴明の“技術から学ぶ”アクセスログの読み方

第5回 検索エンジンからのアクセスはこうして解析されている(前編)


 サイトへのアクセスを解析すると、GoogleやYahoo!などの検索エンジンの検索結果からのアクセスが大量にあることがわかります。この検索エンジン由来のアクセスを的確に判断するための方法とその問題点について考えてみましょう。

検索エンジンからのアクセス解析の重要性

 アクセス解析における重要な解析項目のひとつに「検索エンジン由来のアクセスの解析」があります。検索エンジン由来のアクセスの解析とは、GoogleYahoo!といった検索エンジンの検索結果を経由して、あなたのサイトへやってきたアクセスを調べることです。

 検索エンジンは「インターネット上で公開されているウェブサイト全体の入り口ページである」といわれています。これは、何か知りたいことがあるとき、検索エンジンで検索をして調べる、という人が非常に多いことを表した言葉です。インターネット上で公開されているウェブサイトの数は膨大で、しかも日々増え続けています。検索エンジンはそうした無数の情報の「索引」としての機能を果たしているわけです。

「URLを入力するのはめんどくさい」という世相

 非常に有名なウェブサイトであっても、直接URLを入力せずに検索でアクセスする人は数多くいます。図1は2005年のYahoo! Japanの検索ランキングの上位10件です。

図.1 Yahoo! Japanの2005年の上位検索キーワード

 ちょっと古いデータですが、これを見ると2ちゃんねるGoogle楽天gooと有名なサイトがずらりと並んでいます。どのサイトのURLも非常に単純ですが、そうしたサイトのURLすら、多くの人は直接入力することなく、検索で探しているのです。

 雑誌の広告やテレビCMなどで、以前はサイトのURLをアピールしているのをよく見かけましたが、最近はその代わりに「○○で検索」といった検索キーワードを紹介しているケースを見かけるようになりました。これも「URLを直接するのはめんどくさい」という世相を反映しているように見えます。

 検索エンジンは非常に重要です。検索結果で上位に検索されるためのテクニックや考え方であるSEOが注目されているのも、検索エンジンを経由したアクセスがサイトのアクセス向上に直結しているからでしょう。このため、検索エンジン由来のアクセスの解析は、アクセスの様子を知ることができる、非常に重要な情報なのです。

 というわけで、今回は検索エンジンとアクセス解析について、掘り下げていくことにします。

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この記事の著者

水野 貴明 (ミズノタカアキ)

1973年東京生まれ。バイドゥ株式会社勤務の兼業テクニカルライター。学生のとき に父親が買ってきたパソコン(マイコン)と出会い、コンピュータとの付き合い を開始。大学は有機化学、大学院では分子生物学を学ぶも、就職で再びコンピュータの道を進むことになった。その後インターネットの普及により、様々な方に出会う機会を得て1999年より執筆活動を開始。 http://d.hatena.ne.jp/mizuno_takaaki/ 著書 『アクセス解析でホームページの集客を極める本』 水野 貴明著、 ソーテック社、2005年3月  『詳解RSS~RSSを利用したサービスの理論と実践』 水野 貴明著、ディー・アート、2005年8月

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2007/01/19 10:04 https://markezine.jp/article/detail/342

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