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イベントレポート

DeNAベイスターズ×明石ガクト氏が明かす、動画コミュニケーションの秘訣とは?

ワンメディアが動画作りで大事にしている3つのCとは?

 次に、明石氏によるプレゼンテーションが行われた。ワンメディアはナショナルクライアントを中心にTwitterやYouTubeなど、スマホで視聴することを前提とした動画の企画・制作・配信を行っている。

ワンメディア 代表取締役CEO 明石 ガクト氏
ワンメディア 代表取締役CEO 明石 ガクト氏

 その中で、明石氏は動画を語る上で最も重要なポイントとして「動画はコミュニケーションツールとして使われている」ことを挙げた。たとえば、横浜DeNAベイスターズの動画を通じて、SNS上やリアルでファンなどによる会話が生まれている。そのように、特定のコミュニティ内の会話のハブとなることが動画に求められる役割で、「映像に比べてもコミュニケーションツールとしての要素が強い」と明石氏は解説した。

 では、コミュニケーションのハブとなる動画を作るためには、何を意識すればいいのだろうか。明石氏は先述していた嘘がないことや前原氏も意識していたターゲットを規定することなどが重要であることに加え、物語を作ることが重要だとした。

 「たとえば、野球ならば必ず勝つチームを応援したいわけではなく、自分たちがのめり込んでストーリーの一部になって勝ち進んで上位に入っていくサクセスストーリーが見たいんだと思います。そんな胸アツにさせてくれる動画が共感できるんです。ワンメディアは1分から10分くらいの動画でストーリーテリングするプロでもあると考えています」(明石氏)

 そして、明石氏は視聴者に刺さるストーリーを作り上げるために必要な3つのCをストーリー制作メソッドとしてまとめており、ワンメディアでは常日頃意識しているという。

1.Capture

 社会に眠る集合的無意識を捉えること

2.Connect

 それぞれが持つ文脈を共感で接続する

3.Construct

 飲み込みやすい動画パッケージに構築する

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言ってほしいことを逆算して質問せよ

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2020/11/16 09:00 https://markezine.jp/article/detail/34806

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