個人やマーケ部ではなく、チーム全体の目標達成が大切
──これまでの仕事を振り返り、嬉しかった出来事を教えてください。
個人の成果や目標達成よりも、チームみんなで取り組み、結果を出したときに喜びを感じます。特にマーケティングは、お客様との関係性を作る起点の部分を担っていて、インサイドセールスやセールスの存在がなければ、その方々はお客様にはなり得ません。だからこそ、関わるチーム全体が目標を達成できたかどうかを大切にしています。
また前職では、毎年とある大きなキャンペーンを行うクライアントを担当し、一丸となって、目標達成に取り組みました。キャンペーン終盤ともなると、数時間単位でレポーティングするほどです。24時を過ぎて「達成しました!」とご連絡をいただいたときは、やりがいと喜びを感じました。クライアントの大きな達成に貢献できたことは、今でも深く印象に残っています。やはり、チームへの貢献を自分の肌で感じられたときが、一番嬉しいです。役割に関係なく、一つの目標に向かって取り組めることに、魅力を感じます。
──チームで目標を達成するために、心がけていることはありますか?
人に頼ることです。実は、元々人に頼ることが苦手なタイプで、自分でやったほうが早いと手を動かしてしまう傾向がありました。しかしビザスクに入社して、様々な業務に関わるようになると、どうしても苦手な領域が出てきました。はじめは、「自分で乗り越えなければ」と考えていましたが、チームには様々なスキルを持つメンバーがいます。それに気づいて託してみたら、自分一人で抱えていたときよりも、ずっとスムーズに仕事が進みました。この体験から、苦手な領域を頑張って克服するよりも、それぞれの得意分野でその力を発揮していくほうが、チーム全体に良い影響をもたらせるのだと実感しました。頼り、頼られる状態が、とても大事だと思います。今もたとえばウェビナーの企画設計はインサイドセールス担当の得意な人にお願いしていて、上手く回っています。

──終わりに、今後の展望について教えてください。
将来こうなりたいというイメージは、はっきり持っていません。環境は常に変わっていくものですし、今取り組んでいることが、将来へ結びつくと考えています。「一生懸命やっていれば、なるようになる」というスタンスで、仕事をしています。
新卒や若手時代に比べると、できることもスキルも増えてきた手応えはあります。マーケティングのノウハウについては、たくさんの書籍がありますし、SNSで情報収集もできます。しかし、実際に業務として携わり、手を動かしたかどうかが重要だと感じます。BtoBマーケティングの仕組みを立ち上げる段階から関わり、安定的にマーケティング活動ができる状態まで作り上げる。まだまだ改善の途中ですが、このフェーズに携わることができて、とても充実しています。
今後も引き続きビザスクの認知を高め、市場を拡大させていきたいです。私自身もマーケティング活動を設計する上で、自社のスポットコンサルを活用し、顧客の解像度を上げる努力をしてきました。自分たちが把握していなかった課題や、そのアドバイザーに話を聞かなければ気づけなかったポイントなどを見つけ、価値を実感しています。その体験も活かして、ビザスクの良さを発信していきたいです。
またビザスクでは、社員たちもアドバイザーとして活動することが推奨されています。私自身も、マーケティングの仕事を続けてきた実績を認めていただき、広告領域のアドバイザーとして、スポットコンサルの対応をすることがあります。マーケティングに困っている方は、世の中にとても多いです。ビザスクのマーケターとしてスキルを磨きながら、その経験を誰かのために活かせたらと考えています。