広告が受け入れられやすいTwitterを最大限活用する方法とは?
MZ:では、Twitter広告を最大限活用するために必要なことを教えてください。
竹下:大きく2つのポイントがあって、1つが「Launch something new」。これは新商品など何かしらローンチするタイミングでTwitterを活用すると、効果的に活用できるということです。
我々の調査では、他の動画サービスやSNSに比べ、人口の20%に当たるユニークユーザーにリーチするまでの到達時間が圧倒的に早いことがわかっています。Twitterはリアルタイム性が強いイメージをお持ちの読者の方も多いと思いますが、Twitterは新しい情報を届けるのに適したプラットフォームとなっています。
竹下:実際にローンチキャンペーンを調べたところ、広告接触者と非接触者で比較すると認知度は26%、ブランド認知度は17%、トップオブマインド(第一純粋想起)は11%上昇していたので、ローンチキャンペーンをTwitterで実施することには大きな効果があることが証明されています。
MZ:ちなみに、新商品やサービスをローンチするのは年に何回もできることではないと思うのですが、どのようにローンチの機会を増やしていけばよいのでしょうか。
竹下:新商品やサービス以外にも、ローンチのタイミングはいくつか存在します。たとえば、新しいポジショニングや新プロモーション、その他送料無料などのサービス改善に関することなどが挙げられます。そのため、自社でローンチと呼べる変化がないか考えるところが、Twitter広告の成果を上げる上では非常に重要です。
Twitterは知るきっかけを作る役割
MZ:「Launch something new」で実際に上手くいった事例を紹介してください。
竹下:とあるデジタルコンテンツサービスを運営している企業様では、利用者獲得キャンペーンのローンチ時にTwitter広告を活用いただきました。その際にわかったのは、Twitterは獲得を目的としたキャンペーンでも、認知や興味・関心層の上位ファネルに効くということです。
デジタル広告を配信していると、ラストクリック偏重で顕在層向け施策を中心に展開しすぎた結果、効果が頭打ちになるというケースをよく耳にします。しかし同社ではTwitter広告を活用したことで上位ファネルの潜在層にいち早く情報を届け、全コンバージョンのうち約半分がパス1(最初にインプレッションした広告)がTwitterとなりました。
そのため、上位ファネルのアプローチに課題を感じている方は、ぜひTwitterの膨大なリーチと到達速度を活かしたキャンペーンをぜひ行ってほしいと思います。