SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

おすすめのイベント

おすすめの講座

おすすめのウェビナー

マーケティングは“経営ごと” に。業界キーパーソンへの独自取材、注目テーマやトレンドを解説する特集など、オリジナルの最新マーケティング情報を毎月お届け。

『MarkeZine』(雑誌)

第100号(2024年4月号)
特集「24社に聞く、経営構想におけるマーケティング」

MarkeZineプレミアム for チーム/チーム プラス 加入の方は、誌面がウェブでも読めます

MarkeZineニュース

Microsoftは買収提案を取り下げ、しかしYahoo!には未練が…?

 Microsoftの買収額を低すぎるという理由で拒否してきたYahoo!。Microsoftは、1月31日にYahoo!に対して1株あたり31ドル、総額446億ドルでYahoo!株のすべてを買収するという提案を行った。この金額は、同日のYahoo!株の終値に62%のプレミアムを上乗せしたものだが、合意には至らなかった。Microsoftは、続いて1株あたり33ドル、70%のプレミアムを提案したが、Yahoo!側はさらに4ドルの上乗せを提案したため、ついに交渉は決裂した。

 MicrosoftはYahoo!との直接交渉が合意に至らなかった場合、Yahoo!の株主に働きかけ、Yahoo!の経営陣を入れ替える委任状争奪戦に持ち込む可能性も示唆していたが、5月3日の発表では完全に買収交渉から手を引くと明言。買収交渉中に、Yahoo!は検索最大手のGoogleと広告配信サービスの試験運用を行っており、Googleの検索市場での優位を崩したいMicrosoftにとっては、こうした動きも懸念材料となったようだ。

 買収提案の取り下げ後、米株式市場ではYahoo!株は予想どおり下落しており、Yahoo!経営陣には株主からの厳しい追求が待っている。しかし、Yahoo!のジェリー・ヤンCEOは、Microsoftの条件次第では交渉に前向きに臨むとのコメントを発表し、株価は上昇に転じている。一方のMicrosoftは独自路線を強調しているが、今後の株価や株主の動き次第では、まだまだ予断を許さない状況になりそうだ。

【関連リンク】
Yahoo!からの回答なし、Microsoftの買収交渉は次の段階へ
Yahoo!、Googleの「検索向けAdSense」の試験運用を開始
MicrosoftのYahoo!買収に、中国最大のIT企業アリババと中国政府も注視
米Microsoft、米Yahoo!の買収拒否に反論
米Yahoo!、米Microsoftの買収案を「過小評価」として拒否

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • Twitter
  • Pocket
  • note
MarkeZineニュース連載記事一覧

もっと読む

この記事の著者

MarkeZine編集部(マーケジンヘンシュウブ)

デジタルを中心とした広告/マーケティングの最新動向を発信する専門メディアの編集部です。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2008/05/07 19:40 https://markezine.jp/article/detail/3549

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ


イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング