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MarkeZine Day 2021 Spring

「コロナ禍でも新規受注は増やせる」SATORI社の成長を支えるマーケティングと組織戦略とは

MAツール「SATORI」が提供するマーケティングの価値

 「SATORI」には、自社で活用しながら組織を大きくしてきたノウハウがたくさん詰まっているという。他のMAツールと違う強みは、実名客だけでなく匿名客もデータベース化できる点だ。

※上記画面はイメージ

 匿名客というのは、Webサイトにアクセスしてきたが、まだ個人情報を開示していない人のことだ。そうした人もデータベース化が可能な「SATORI」では、アプローチできる見込み顧客が50〜200倍も増えるという。SATORI社が行った導入企業1,000社へのアンケートでも、匿名客へのコミュニケーションが一番評価されている。

 まず、資料請求などから個人情報を把握できている実名の見込み顧客に向けた機能面の強みとしては、特定の行動や条件に属するユーザーをグループ化することでコミュニケーション方法を出し分けられる「セグメント」機能、設定した条件をトリガーとして見込み顧客へ自動的にメール配信をしたり、社内の営業担当者へ通知したりできる「シナリオ」機能などを備えている。

 また、匿名の見込み顧客向けの主な機能としては、「プッシュ通知」「ポップアップ」「パーソナライズ」の3つがある。

 プッシュ通知は、自社のサイトを来訪した見込み顧客のブラウザに対し、任意のタイミングでメッセージを送ることができるというもの。ポップアップは、自社サイトの特定のページで特定の顧客に対して、その人に合ったメッセージを出すという機能。パーソナライズは、相手によってバナーやフォームを出し分けることができる機能だ。

 匿名客に向けて、そうした通知などをただ出すだけではなく、これまでWebサイト上でどのような動きをしたかという行動履歴に基づいて詳細に条件を分け、アプローチを変更できる点も「SATORI」ならではの特徴だ。こうしたコンテンツ最適化を、匿名客と実名客の間を横断して実施することができる。

成長段階や予算に応じて必要な機能を必要なだけ

 こうした豊富な機能を、すべての企業が今必要としているわけではないだろう。予算を抑える意味でも、自社で必要としている機能だけが使えるちょうど良いサービスが求められる場合もある。「SATORI」では、複数の料金プランを設定し、企業の成長度合いに合わせたサービス提供が可能だという。これも、自社で活用し組織体制が大きくなるにつれて活用の仕方が変わったという、SATORI社自身の学びが大きく反映されているのだ。

 また、契約者限定で閲覧できる「活用支援サイト」での「SATORI」活用Tipsや活用支援イベントの情報発信にも力を入れている。他にも、マーケティング経験豊富な「SATORI」ユーザー企業との交流の場を作り、先輩企業から経験談を聞くこともできる。また、同社や既に「SATORI」利用中のユーザーが実際に活用して成果が出た成功事例も同サイトに随時更新されている。

 MAツールは導入すれば成果が出るわけではなく、担当者の努力も必要となる。これまで1,000社以上の企業にMAツールの導入・活用支援をしてきたSATORIでは、経験豊富なカスタマーサクセスチームが、チャネル、コンテンツ、プラン、コミュニティによって、全方位から支援している。

 SATORI社並びにユーザーのビジネス成長に貢献しているMAツール「SATORI」。コロナ禍で営業の力が十分に発揮できていない、またBtoBマーケティングの取り組みを強化しようにも組織体制が整っていない、部門間連携がうまくいっていないという課題を抱えている企業にとって、今回セッションで語られたSATORI社のBtoBマーケティング・組織戦略は参考になるのではないだろうか。

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この記事の著者

平田 順子(ヒラタ ジュンコ)

フリーランスのライター・編集者。大学生時代より雑誌連載をスタートし、音楽誌やカルチャー誌などで執筆。2000年に書籍『ナゴムの話』(太田出版刊)を上梓。音楽誌『FLOOR net』編集部勤務ののちWeb制作を学び、2005年よりWebデザイン・マーケティング誌『Web Designing』の編集を行う。2008年よ...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/04/27 11:00 https://markezine.jp/article/detail/35947

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