調査結果(2)-更新日時の評価はYahoo!、Googleで違う?
インデックス数の多い大規模サイトを除き、更新後経過日数の平均値をみると、下グラフのように、Yahoo!のデータはフラット化し、Googleは相対的に変化しませんでした。


上記内容から、下記のような事実があるのではないかと推測します。
- Yahoo!…更新日時(および更新頻度)が評価対象である可能性は薄い。
- Google…更新日時(および更新頻度)が評価対象になっている可能性が高い。
追記-Googleロボットのページ巡回頻度は影響しないのか?
また別の可能性として、更新されない放置ページには、ロボットが巡回せず、のし上がってきた更新頻度の高いページに順位を押し下げられるという「結局はロボット巡回頻度が原因」というケースも想定していましたが、今回の調査では、そのような事実は見受けられませんでした。
Googleロボットの巡回性能は極めて高く、今回のGoogle検索結果調査対象1353URLの上位から下位まで、その更新日に関わらず、2週間でほぼ100%のページが巡回されていました。
下グラフは、4月24日に調査したGoogleロボットの最終訪問日の平均値です。上位から下位まで、一気に巡回されている事が分かります。

更新日時の新しさ(および更新頻度)について、Yahoo!は評価しない傾向、Googleは評価する傾向にある。
ただし、サイト運営の本来の目的である「ユーザーからの評価」を考えた時、まめに更新されるサイトであるべきなのはもちろんであり、それはGoogleだけでなく、Yahoo!評価においても間接的であれ必ず良い方向(アクセス数の増加、被リンクの増加など)に影響する。
【当リサーチについて】
当リサーチは、取得したデータの傾向を読み取り、検索エンジンアルゴリズムを"推測する"事を目的としていますが、実際の上位表示には複雑な要因が絡み合うため、リサーチ結果が必ずしも絶対的なものではない事を、ご了承下さい。「上位サイト=SEOの解答」をコンセプトに、客観的リサーチデータに基き、精度の高い情報発信に努めます。
調査対象キーワード
本調査は、以下のキーワードでのYahoo!およびGoogleの検索結果1位~100位(合計2660URL)について行いました。
SEO(177,235) | 映画(697,144) | 靴(104,872) |
転職(535,467) | エステ(149,411) | 結婚(128,187) |
ダイエット(634,748) | アイドル(549,895) | ラーメン(134,127) |
資格(467,800) | 雑貨(118,344) | 自動車(1,948,277) |
占い(1,463,800) | 旅行(328,308) | 金融(486,390) |
不動産(399,294) | ニュース(261,536) | インテリア(122,226) |
グルメ(202,106) | 素材(141,419) | レシピ(434,109) |
ゲーム(924,336) | 動画(666,538) | 病院(449,495) |
壁紙(721,763) | サッカー(727,655) | 沖縄(332,403) |
ブログ(682,858) | 携帯(190,228) | 株(219,991) |
※()内の数値は、オーバーチュア社のキーワードアドバイスツールによる月間検索数です。
この記事は、(株)スプール社の「SEO対策リサーチ」よりの転載記事です。