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上位サイトのSEO対策を徹底解剖!スプールのSEOリサーチ情報

【リサーチ】ページ更新日時の新しさはSEOに有利か? 2660URLの更新日時を独自調査

調査結果(2)-更新日時の評価はYahoo!、Googleで違う?

 インデックス数の多い大規模サイトを除き、更新後経過日数の平均値をみると、下グラフのように、Yahoo!のデータはフラット化し、Googleは相対的に変化しませんでした

Yahoo!順位別平均値
Google順位別平均値

 上記内容から、下記のような事実があるのではないかと推測します。

  • Yahoo!…更新日時(および更新頻度)が評価対象である可能性は薄い。
  • Google…更新日時(および更新頻度)が評価対象になっている可能性が高い。

追記-Googleロボットのページ巡回頻度は影響しないのか?

 また別の可能性として、更新されない放置ページには、ロボットが巡回せず、のし上がってきた更新頻度の高いページに順位を押し下げられるという「結局はロボット巡回頻度が原因」というケースも想定していましたが、今回の調査では、そのような事実は見受けられませんでした。

 Googleロボットの巡回性能は極めて高く、今回のGoogle検索結果調査対象1353URLの上位から下位まで、その更新日に関わらず、2週間でほぼ100%のページが巡回されていました

 下グラフは、4月24日に調査したGoogleロボットの最終訪問日の平均値です。上位から下位まで、一気に巡回されている事が分かります。

Googleロボット訪問日の平均値
結論

 更新日時の新しさ(および更新頻度)について、Yahoo!は評価しない傾向、Googleは評価する傾向にある。

 ただし、サイト運営の本来の目的である「ユーザーからの評価」を考えた時、まめに更新されるサイトであるべきなのはもちろんであり、それはGoogleだけでなく、Yahoo!評価においても間接的であれ必ず良い方向(アクセス数の増加、被リンクの増加など)に影響する。

 【当リサーチについて】

 当リサーチは、取得したデータの傾向を読み取り、検索エンジンアルゴリズムを"推測する"事を目的としていますが、実際の上位表示には複雑な要因が絡み合うため、リサーチ結果が必ずしも絶対的なものではない事を、ご了承下さい。「上位サイト=SEOの解答」をコンセプトに、客観的リサーチデータに基き、精度の高い情報発信に努めます。

調査対象キーワード

 本調査は、以下のキーワードでのYahoo!およびGoogleの検索結果1位~100位(合計2660URL)について行いました。

単一のビッグキーワード
SEO(177,235) 映画(697,144) 靴(104,872)
転職(535,467) エステ(149,411) 結婚(128,187)
ダイエット(634,748) アイドル(549,895) ラーメン(134,127)
資格(467,800) 雑貨(118,344) 自動車(1,948,277)
占い(1,463,800) 旅行(328,308) 金融(486,390)
不動産(399,294) ニュース(261,536) インテリア(122,226)
グルメ(202,106) 素材(141,419) レシピ(434,109)
ゲーム(924,336) 動画(666,538) 病院(449,495)
壁紙(721,763) サッカー(727,655) 沖縄(332,403)
ブログ(682,858) 携帯(190,228) 株(219,991)

 ※()内の数値は、オーバーチュア社のキーワードアドバイスツールによる月間検索数です。

 この記事は、(株)スプール社の「SEO対策リサーチ」よりの転載記事です。

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この記事の著者

(株)スプール 八百谷 真(ヤオタニ マコト)

株式会社スプール 代表取締役。1977年生まれ。ブラストホールディングス株式会社にてSEOツール無料公開サイト「SEOTOOLS」の立案・制作を担当後、2006年10月、株式会社スプールを設立。現在はSEOコンサルティングツール「spoool seo-suite」に注力。著書に「SEO 検索上位サイトの法則」(ソーテック社)がある。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2008/05/14 12:00 https://markezine.jp/article/detail/3611

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