デジタル・アドバタイジング・コンソーシアムと、クラウドエースと共同で運営するD.Tableは、自社内での機械学習(Machine Learning、以下、ML)モデルを活用した顧客分析やマーケティング施策の実施、担当人材のスキル向上を支援するサービス「ML Booster」の提供を開始した。
具体的には次のようなサービスが用意されている。
- 企業課題整理、MLモデル活用マーケティング施策検討のためのディスカッションやワークショップ
- 複数データ(会員情報、オウンドサイト情報、広告データ等)のID統合コンサルテーションやアーキテクチャ整理
- MLの予測モデル設計や構築サポート(例:LTV予測、売上予測、優良来訪者予測など)
- 活用データ選定、マーケティング施策設計および実行サポート
- 社内のMLモデル活用人材育成のためのトレーニング
企業のDX化、自社内(インハウス)でのデータ活用が広がりつつある昨今、保有する顧客データを統合的に管理する基盤としてのCDP(カスタマー・データ・プラットフォーム)構築や、深い顧客分析のためのMLモデルを活用したマーケティングが注目されている。
しかし、インハウスでは専門知識やスキルを持つ人材が不足しており、「MLモデルの導入方法が分からない」、「MLモデルを活用しているがより高度な顧客分析のためのアドバイスやサポートがほしい」などといった声が多く聞かれるのが実情だ。
この状況を鑑み、同サービスの提供を開始するに至った。
なお、D.Tableでは、今回提供する「ML Booster」をはじめとする企業のDX推進インハウス化支援サービスを、「Cloud & Marketing Booster」シリーズと銘打ち、各企業の課題と目的に応じ、人材の育成までを手掛けるサービスとして開発・提供していく予定。
【関連記事】
・ハートラス、「インハウスSEO支援サービス」を開始 インハウス化支援領域を拡大
・ワン・パブリッシングが動画生成スマートエンジン「RICHKA」を導入 動画のインハウス化へ
・アライドアーキテクツ、インハウスでの動画制作を支援するサービス「LetroStudio」を提供
・博報堂、博報堂DYメディアパートナーズ、DACがDX推進人材のキャリア採用開始
・博報堂・博報堂DYMP・DACの3社、マーケティングDX・メディアDXを推進する横断組織を発足