SHOEISHA iD

※旧SEメンバーシップ会員の方は、同じ登録情報(メールアドレス&パスワード)でログインいただけます

MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

直近開催のイベントはこちら!

MarkeZine Day 2025 Retail

定期誌『MarkeZine』特集

運用型テレビ広告を実現するサービス群

「効果的なテレビCM活用をワンストップで支援」
デジタルガレージ:STORYテレビCM

どんなツール(サービス)なの?

 「STORYテレビCM」は、実購買データ(ID-POSデータ)に基づく広告最適化レポートサービス「STORY」と日本テレビが提供する「SmartAdSales(SAS)」を組み合わせた、テレビCM出稿のプランニングから出稿、効果測定までをワンストップで支援するサービスです。広告担当者は、ドラッグストアやスーパマーケットなどの延べ5,000万人に及ぶ購買情報を統計化したデータを基に、エリアや年代、商品市場を掛け合わせた市場動向を把握し、広告出稿に最適な時期とエリアを特定できます。

 なお、本サービスで活用している広告最適化レポートサービス「STORY」は、テレビCM出稿に限定せず、様々な媒体を用いた広告プランニングや複数商品の効果検証に活用が可能です。複数商品の購買データ分析と媒体ごとの広告効果を横断的に評価するなど、広告のROIの最大化や売り上げの向上施策に活用できます。

開発の狙い、ビジョンは?

 「STORYテレビCM」は、より効果的な広告施策の実行に貢献します。一般的に、購買行動(広告対象商品・競合商品・それらを含む市場)を調査するには、データの購入や分析アナリスト、分析ノウハウなどが必要で、誰もが簡単に行えるというわけではありません。そのため、広告のプランニング・運用・効果検証の業務は「主観的な期待や希望をベースとした仮説」によるアクションの実行が散見されます。

 「STORYテレビCM」の活用により、拡張や推計ではない5,000万人の実購買データを統計化したデータを利用でき、事実を元に仮説を組み立てることが可能です。客観性をともなう仮説は、良好なディスカッションにつながるため、ブラッシュアップされた仮説を元にした広告施策提供の一助になれればと願っています。

株式会社デジタルガレージ マーケティングテクノロジーカンパニー Product STEAM室 室長 佐藤由紀氏

株式会社デジタルガレージ
マーケティングテクノロジーカンパニー

Product STEAM室 室長
佐藤由紀氏

「AaaSで実現する、次世代型の広告メディアサービス」
博報堂DYメディアパートナーズ:テレデジライブモニタリング

どんなツール(サービス)なの?

 「テレデジライブモニタリング」は、AaaS(詳細後述)ソリューション群の中で、テレビとデジタルのモニタリング機能を担うソリューションとして開発された、デイリーでテレビ広告とデジタル広告の出稿にともなう評価指標データをアップデートし、それらを一元管理することが可能な統合ダッシュボードです。

 これまで、テレビ広告とデジタル広告はそれぞれ別の指標で運用されてきましたが、テレデジライブモニタリングを活用することで、出稿の3日後にはテレビ広告とデジタル広告を統合した広告ターゲットへの到達率(R&F)による予実管理を行うことが可能になりました。シングルソースデータではサンプル数の問題で困難だったテレビ広告とデジタル広告を統合した到達率を、独自に開発した特許技術によりデイリーで把握可能にし、汎用的なダッシュボードとして提供したソリューションになります。

 「テレデジライブモニタリング」により、広告主と広告会社は日々成果を見ながら、テレビ広告とデジタル広告の出稿プランの見直しを行うことが可能になります。さらに、広告主ごとのテレビ出稿実績データ、デジタル出稿実績データも出稿翌日にダッシュボードに反映されているため、出稿期間中に、迅速なメディアチューニングを行うことができます。

 これらの機能にコンサルタントが並走して、広告主の事業KGI/KPIの達成への施策を高速で繰り返し実行していくことで継続的に広告効果の最大化を実現していきます。また、テレビの投資効果の可視化と運用については、テレビ広告の出稿実績とレスポンスやコンバージョンを独自のロジックで紐付けて評価する「Guhack(グーハック)」をGunosyと共同開発、2020年6月にリリースし、既に数多くのテレビキャンペーンで活用いただいています。

開発の狙い、ビジョンは?

 博報堂DYグループは、広告取引とそれに必要な情報がすべてオンライン化され、広告主のマーケティング目標達成に必要なサービスが常時接続的に提供される時代に向けた、次世代型の広告メディアサービス、AaaS(Advertising as a Service)を2020年12月に発表しました。AaaSは、「広告枠の取引」から「広告効果の最大化」への提供価値の変換を見据えたデジタルトランスフォーメーションを推進するために、プランニング、バイイング、モニタリングのメディアビジネスのプロセスを同一環境下で接続可能にするソリューション群を続々と開発・リリースしています。

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ メディアビジネス基盤開発局 BIソリューション開発部 部長 小山裕香氏

株式会社博報堂DYメディアパートナーズ
メディアビジネス基盤開発局

BIソリューション開発部 部長
小山裕香氏

次のページ
「すべての広告主のテレビCM投下予算や配分を可視化」 PTP:Madison

この記事は参考になりましたか?

  • Facebook
  • X
  • Pocket
  • note
関連リンク
定期誌『MarkeZine』特集連載記事一覧

もっと読む

この記事は参考になりましたか?

この記事をシェア

MarkeZine(マーケジン)
2021/05/25 09:30 https://markezine.jp/article/detail/36321

Special Contents

PR

Job Board

PR

おすすめ

イベント

新規会員登録無料のご案内

  • ・全ての過去記事が閲覧できます
  • ・会員限定メルマガを受信できます

メールバックナンバー

アクセスランキング

アクセスランキング