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コロナ禍におけるメディア接触の変化<4マス媒体編>

男性は「映画/洋画」、女性は「ドラマ/国内」を好む傾向

 では、テレビ・動画で好きなジャンルはどのようなものか。図表3は、好きなテレビ・動画ジャンルの上位5位までをランキングにしたものである。

図表3 (タップで画像拡大)
図表3(タップで画像拡大)

 これを見ると、男性20代以上はいずれも「映画/洋画」を好む割合がコロナ拡大前から増加しており、順位を見ても20代から50代ではいずれも上がっている。

 一方、10代は他の年代と傾向が異なり、最も好きなテレビ・動画ジャンルは「音楽/邦楽」でコロナ拡大前と比較して3ランクアップし、次いで「アニメ/国内 青年・大人向け」「映画/邦画」の順。調査を実施した時期(2020年6月24日〜2020年7月3日)は、『鬼滅の刃』の漫画連載が終了した直後で、秋には劇場版『鬼滅の刃無限列車編』の公開が決定していた時期でもあるので、これらの作品がアニメの順位を押し上げた要因でもあると考えられる。

 次に女性が好きなテレビ・動画ジャンルのランキングを見てみると、女性20代以上では「ドラマ/国内」が最も高く、次いで20代から50代では「バラエティ/国内」、60代では「映画/洋画」の順。コロナ拡大前と比較すると、40代から60代では「ドラマ/国内」が首位であることには変わりないが、20代・30代では1ランクアップとなった。ただし、「ドラマ/国内」を好きなテレビ・動画ジャンルとして挙げた割合はコロナ拡大前から減少となっており、「ドラマ/国内」に好意を持てる割合はダウンしていることがうかがえる。

 特徴的なのは「バラエティ/国内」で、男性30代以外ではコロナ拡大前と比較すると、好きなテレビ・動画ジャンルとして「バラエティ/国内」を挙げる割合は減少しており、順位も男性30代、女性40代・50代を除いてランクダウン。特に男性10代、60代では上位5位にも入っておらず、「バラエティ/国内」に対する人気が下がっていることがよくわかる結果となった。

 なお、調査を実施した2020年6月はドラマなどの番組撮影も新型コロナウイルスの影響により思い通りに進まず、放送内容や放送スケジュールを変更せざるを得ないなど、番組自体にも影響があった状況である。テレビ番組に対する評価もこれらの影響が少なからずあったのではないかと思われる。

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マクロミル(マクロミル)

高品質・スピーディな市場調査を提供する、マーケティングリサーチのリーディングカンパニー。生活者のインサイト把握やデジタルマーケティング施策の広告効果測定など、マーケティング課題解決に向け最適なソリューションを提供。世界21カ国、50の拠点を展開し、唯一無二のグローバル・デジタル・リサーチ・カンパニーを目指す。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/05/27 06:30 https://markezine.jp/article/detail/36333

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