ぐるなびは、ゴーストキッチンの実証実験を開始した。同実証実験では不動産事業者と連携し、面積や契約期間などにおいて一般店舗の誘致が困難な物件を活用。ぐるなびが提供メニューの選定や開発をはじめ、人材・食材・調理器具などの調達といった開店準備や運営実務まで、一貫してゴーストキッチンの運営を行う。
同社が2021年4月に加盟飲食店を対象に実施した調査によると、テイクアウトを導入している飲食店は77.3%、デリバリーを導入している飲食店は46.4%という状況だ。また4月の総売り上げに対するテイクアウト・デリバリーの平均売上比率は17.5%と、飲食店の重要な売り上げ要素となっていることがわかっている。
そこでぐるなびは、1区画で複数店舗を構え、固定費の削減と収益源の多角化を実現するゴーストキッチンの運営により、飲食店の売り上げ向上に貢献することを目指す。まずは、東京都千代田区にて2021年12月末まで実証実験として2ブランドを運営。今後は同実証実験の結果をもとにテイクアウトやデリバリーの導入を検討している飲食店へのコンサルティングに活用するほか、全国での展開を検討していく。
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