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流入は5倍、コンバージョンは3.6倍!SEOコンテンツをインハウス化する理由と成果を出す4つのカギ

オーガニック流入は5倍、コンバージョンは3.6倍、主要キーワードでもリーチを獲得

MZ:インハウス化を進めた結果、どのような成果が出ましたか。

杉山氏:2020年比で見ると、オーガニックのセッション数は500%、コンバージョンが360%という成果が出ています。この2つが大きな成果ですね。コンバージョンは、当社では「資料請求」「問い合わせ」「資料ダウンロード」の3つを指標として置いているのですが、この3つを合計して3.6倍という成果になっています。

 また当社が提供しているマーケティングサービスでいえば、関連する検索ワードも軒並み向上しました。たとえば「ネットリサーチ」で検索しても、当社のページはまったく出てこなかったのですが、今はおそらくこのワードでトップになっていると思います。サービスの主要なワードで上位を取ることができ、多くの見込みユーザーに見ていただけている点も、非常に大きな成果だと思っています。

 実は「『ネットリサーチ』というワードで上位を狙いたいです」とPLAN-Bさんに相談した時、「いきなりそのワードを狙うのは無理ですね」とおっしゃっていました。その際に「ネットリサーチ」で検索順位を上げるには、どういうコンテンツを作ればいいのかをかなり細かく教えていただきました。それを従順に守ったことで、こうした成果が得られたと思っています。

百々氏:導入支援では、ご相談いただいた内容に応じ実績のあるコンサルタントがお答えします。ここでちょっと杉山さんに確認したいのですが、成果がかなり出たのは、コンテンツのリライトだったのではないでしょうか?

株式会社PLAN-B マーケティング部 部長 百々雅基氏
株式会社PLAN-B マーケティング部 部長 百々雅基氏

杉山氏:はい、リライトです。実際にコンテンツを新規で追加しても、最初は検索順位があまりよくないことは結構あります。そこでSEARCH WRITEで検証し、改善を2、3回繰り返すと、一気に上がってくる、そんな感じでした。

思いの乗った独自性のあるコンテンツのみが生き残る

MZ:具体的に、SEARCH WRITEを使ってどのようにコンテンツのリライトを行ったのでしょうか?

杉山氏:私はSEARCH WRITEでキーワードを見て、10位から20位にあるコンテンツを優先的に対応しています。このあたりの順位だと、少し工夫をすることで上がる可能性があるからです。当社では「消費者ニーズを把握したい」というご相談もよくいただくので、「ニーズ」で検索している人は、いずれ当社のお客様になりえるだろうな、と考えられます。そこで「ニーズ」というワードのトップ10位までのコンテンツを調べ、それを参考にしながら、リライト戦略や独自の追加情報を考えて何度もトライしていく感じですね。

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自動で改善策を提案してくれる機能もあるため、誰でも簡単に成果をあげること ができる。
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MZ:インハウス化することで、どのような気付きが得られたのか教えてください。

杉山氏:PDCAを回すことの重要性を実感しました。リライトも、やってすぐに順位が上がるわけではなくて、やはり何度もトライして少しずつ順位を上げていきます。そのリライトはやはり社内でやらないと絶対にダメだと思います。自分たちの思いをコンテンツに投影していかないと、順位も上がってこないので。

 個人的な見解ですが、自分たちの思いや独自性がないコンテンツは、ユーザーにとって「ありふれたもの」になってしまうのだと思います。ユーザーにとって有益な情報がGoogleに評価されるようになっているので、「PDCAを回し、自分たちで作る」ということは、コンテンツSEOの本質なのかなと思います。

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成果につながるSEOコンテンツ制作の4つのポイント

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この記事の著者

岩崎 史絵(イワサキ シエ)

リックテレコム、アットマーク・アイティ(現ITmedia)の編集記者を経てフリーに。最近はマーケティング分野の取材・執筆のほか、一般企業のオウンドメディア企画・編集やPR/広報支援なども行っている。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/06/29 10:00 https://markezine.jp/article/detail/36482

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