いつでも楽しいものを手の中で
在宅・家中時間の増加にともない、有料・無料を問わずインターネットを介した動画視聴の機会が増えています。大手動画配信サービス(A社)はコロナ禍において魅力的なオリジナルコンテンツをリリースし、大々的な広告出稿を重ねることで大幅に会員を増やしています。コロナ禍において「A社」の動画配信サービスを見始めた人で現在も見続けている人はどのような人でしょうか?「生活者360°Viewer」を用いて「A社定着ユーザー」を描写していきましょう(図表3)。
【視点1】属性・趣味&余暇・生活意識
20代が4割のボリュームを占めています。アパートやマンションに暮らし、約半数の人が結婚しているようです。本人年収やお小遣いは非利用者よりも少しだけ多くなっています。家族との時間や余暇の時間を大切にしており、テレビやDVD、映画、さらには読書などを楽しんでいる。「A社」は魅力的なコンテンツが楽しめるという点や話題性のあるアニメも充実していることから、家族と一緒に楽しんでいる姿も浮かんできます。また、エネルギーチャージとしてゴロ寝も大切な時間のようです。
そして、新しいことや変化を楽しめるタイプで、社会の変化に対して能動的に適応していく気質も強いようです。ワクワク・ドキドキを求め、時にはパーッと騒ぐことも好きなようです。
【視点2】消費意識&行動・食や健康意識など
新しいサービスのチェックは欠かさず積極的に試します。快適な暮らしを演出できる、時間の節約につながるものには多少の支出も気にしません。テレビや雑誌で取り上げられたものを食べたい、産直に弱いなど、食べることが大好き。一方で肥満や高血圧に悩み、ダイエットにも精を出しています。お店や飲食店のクーポンをネットでチェックして利用するなど、「お得情報」はしっかり活用します。
