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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

私のキャリア

企業と個人の両方から支援し、多様性のある社会を実現したい

企業も個人も「らしさ」を最大限活かせるように

――これまでのキャリアの中で、ターニングポイントだと感じたところはどこでしょう?

 社会人になって、視野が広がったときですかね。正直なところ、私は自分のキャリアをしっかり考えていた学生ではありませんでした。得意な英語を活かしたいと銀行に入社し、そこで初めて「働くとは何か」を意識しました。そこから手探りで自分のキャリアデザインを描き、必要なスキルや経験を重ねていきました。

 大手の事業会社からベンチャー企業へ転職し、結果を出せたことも自信になりましたし、フリーランスになったときも怖くはなかったです。一方で、結婚したとき、一時的に仕事をセーブした時期があります。自分自身が「結婚したんだから」と固定概念にとらわれていたんですね。また、MaVieを起業したばかりのころ、とある女子大でキャリアについての講座でお話ししたことがあります。学生さんたちが「転職は不利になる」「結婚したら仕事を辞める」など、まだまだ昔ながらの先入観を持つことに驚きました。価値観は人それぞれですが、無意識に「母親だから」「女性だからこうあるべき」という考え方をしている女性って多いと思うんです。私は自分が当事者になって、そのバイアスに気づきました。これも、大きなターニングポイントでしたね。

――広報・PRでは、どんなことを大切にしていますか。

 ご支援する企業の経営者や事業に強い思いがあり、自分自身がそれに共感できるかどうかを大切にしています。本当に良いと思ったものを発信したいですし、チームの一員として一緒に考えて動いていきたいからです。企業のらしさを見つけたい、プロダクトの良さを伝えたいと感情移入をする分、やりがいも大きいですね。やはり、広報やPR、マーケティング施策を打ち出すときは、自分ごととして考えられることが良いアウトプットを生み出すためのポイントになると思うんです。その意味でも、私自身がワクワクできるかは大事にしています。

――おわりに、これから挑戦したいことや展望を教えてください。

 女性が活躍するシーンをもっと広げたいです。昨今は、経営層や管理職レイヤーの女性の割合を重視する傾向がありますが、もっと当たり前に女性が活躍する場を作りたいですね。意思決定の場に女性がいるということは、企業にとっても必要ではないでしょうか。

 その上で、女性視点を活かしたブランド作りや社内外のステークホルダーを含めて個々を大事にしたコミュニケーション設計の実績を積み重ねたいと思います。私が取り組んでいることは、「企業らしさ」や「自分らしさ」を引き出し、それを最大限に活かせるようにご支援すること。MaVieは、フランス語で「私の人生」を意味します。企業も個人も「らしさ」を追求し、多様性のある社会や生き方を作っていきたいです。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2021/06/29 06:30 https://markezine.jp/article/detail/36614

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