エル・ティー・エスおよび連結子会社のイオトイジャパンは、花王グループカスタマーマーケティングと共同で、人工知能(AI)による自動棚割りアルゴリズムを開発した。
エル・ティー・エスは、コンサルティングや企業のデジタル活用支援を行う企業。一方のイオトイジャパンは、IoTを活用したビジネスのコンサルティングや、ソリューションの紹介を行う企業だ。
今回の開発では、棚割り業務の知見を保有するイオトイジャパンがプロジェクト全体におけるマネジメント業務を担当。エル・ティー・エスのデータサイエンティストチームと花王グループカスタマーマーケティングが共同で、AI自動棚割り生成アルゴリズムを開発した。
同アルゴリズムでは、人が作成した棚割りの基本パターンを基に、その商品構成や配置に準拠しつつ、拡大・縮小パターンを自動的に作成できる。
3社では、2021年7月より同アルゴリズムの実証実験を開始。利用企業が棚割り作業時間を削減し、顧客への提案活動に注力できる環境の実現を目指し、今後は効果検証とさらなる改善・効率化を進める。
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