Reproは、自社のデジタルマーケティング業務に携わっている役職者に対し、「Webサイト活用状況に関するアンケート」を実施。その結果を発表した。
課題トップはデジタルマーケティング領域の人材不足
「お勤め先のデジタルマーケティングに関する課題は何ですか?」という設問に対し、59.4%が「デジタルマーケティングの知見があり、施策を実践できるメンバーが足りない」と回答。「デジタルマーケティングに関わる人数が不足している(59.1%)」という回答とともに上位を占めた。
「専任の担当者」の有無により成果に大きな差異がある
デジタルマーケティング人材の活用状況に関する設問では、各領域の担当者が「専任」か「兼任」かで、成果に大きな差が生まれているという事実が浮き彫りになった。
「デジタル広告」「CRO」「SEO&コンテンツマーケ」「CRM」の4領域に分けて、人員配置と成果の関連性について調査したところ、「取り組んでおり十分な成果を出せている」と答えた人の比率は全領域で「専任の担当者がいる」方が大きかった。
「デジタル広告」「CRM&MA」では中途採用人材の方がハイスキル
「社内で他組織から異動」した人材と「社外から中途採用」した人材のスキルレベルを比較したところ、「デジタル広告」「CRM&MA」においては「社外から中途採用」した人員の方が「高いレベルのスキル・ノウハウを持っている」という回答の比率が大きかった。
ツールの導入効果、「期待通り」「期待以上」は50%未満
デジタルマーケティングツールの導入効果についても調査を実施。「期待通りの成果を得られている」「期待を上回る成果を得られている」と回答した人は、全ツールで50%未満だった。
Web接客ツールの運用体制で「期待通り」が最も多いのは“ほぼ外部委託”
Web接客ツールを用いて「期待通りの成果を得られている」と回答した人の割合が最も高かった組織体制は、ツールの運用を「ほぼ外部に委託している(77.8%)」ケースだった。
【調査概要】
調査名:Webサイト活用状況に関するアンケート
期間:2021年6月15日~2021年7月13日
方法:インターネット調査
対象者:
自社Webサイトを保有している企業で、自社のデジタルマーケティング業務に携わっているデジタルマーケティング組織の役職者(部長、課長、係長、チームリーダー)。コンサルティング、広告代理店、マーケティング支援、SaaS提供者ではない
有効回答者数:254人
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