獲得数は38.5倍にアップ、CPAは4分の1に抑制
——LINE広告を運用して得られた成果について、具体的にお聞かせいただけますか。
飯田:運用開始から1ヵ月経った2020年9月と、一番成果の出た2021年4月を比較すると、獲得数は38.5倍になっています。女性芸能人の起用で最初の成果が出た2020年10月と比較しても、4.5倍は獲得数が伸びている状況です。一方で、CPAは4分の1程度に抑えられています。
媒体に限らず最初に効果が出るまでは苦労しますが、特にLINE広告は配信効果の高いバナーを一度見つけると、その後の獲得効率が安定しやすいと思います。
動画広告とCRMでの活用が、今後のLINE運用の鍵
——今後、マーケティング戦略においてチャレンジしたいことはありますか。そのなかで、LINEのサービスをどのように活用していきたいか、ご教示ください。
飯田:広告自体の戦略としては、動画広告の活用を進めたいと考えています。
動画広告の活用については、まだ模索している段階です。他媒体で利用した動画をLINE広告で横展開したことがあるのですが、当時はあまり成果が出ませんでした。今度はLINE広告に最適化した動画広告を作成して試してみたいですね。
広告以外では、CRM目的でLINE公式アカウントの活用についても検討しています。「メールはあまり見ない」と聞くことが増える中で、LINE公式アカウントの活用は必須になるのではないかと感じています。
LINE公式アカウントの活用で得られるLTVや継続率の向上は、他社様の声としても聞こえてきているので、是非チャレンジしたいです。
——LINE広告の活用によるCPAの改善や顧客獲得数の向上のため、読者の方へ向けたアドバイスなどあれば教えてください。
飯田:「LINEさんのアドバイスは聞いたほうがいい」ですかね(笑)。
先ほど、「トークリスト」を活用して獲得数が向上したお話をしましたが、実は当初、「トークリスト」向けのクリエイティブは作っていませんでした。LINEのサポート担当の方からアドバイスをいただいて、そこからうまく成果につなげられた良い例です。
自分たちの理論に沿った試行錯誤はもちろん必要ですが、LINEさんが推奨する配信機能や活用方法は一度試してみると、成果の向上や改善が得られやすいのではないでしょうか。
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※本記事で紹介した活用例はあくまで事例であり、審査通過の保証をするものではありません。