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テレビCMを実施済みの企業にも「ノバセル」が効く!DMM.comは放映・分析に取り入れ体制を改善

事業会社目線で“かゆいところに手が届く”支援を実現

MZ:武井さんはテレビCM運用体制の改善に取り組まれていたとのことですが、ノバセルアナリティクスを導入しようと思ったきっかけ、決定の理由を教えてください。

武井:弊社は2020年の7月からノバセルアナリティクスを導入していますが、数社の測定ツールを比較検討した際に、ノバセルさんに決めた理由は大きく2つあります。1つ目は、CM制作含めたパッケージとして効果測定ツールに関しても、多くの企業ですでに導入実績があったことです。

 2つ目は、ラクスルさんご自身が広告主としての成功体験をお持ちだということで、これは大きなポイントでした。私たちが課題を抱えた時に、機能の提供だけではなく、実績に基づいた知見やアドバイスをいただけると思ったからです。実際のところ、やはり広告主としての実績やマインドがあるからか、担当の方からかけていただくアドバイスやダッシュボードの見やすさなど、かゆいところに手が届いていると感じています。

ノバセルアナリティクスの画面イメージクリック・タップで画像拡大
ノバセルアナリティクスの画面イメージ
クリック・タップで画像拡大

楠:ラクスルは事業会社として、2015年頃から今まで累計60億円ほどテレビCMに投資しています。1年目には2億円だった投資を、翌年以降毎年10億円の投資に切り替えたのですが、それは1年目で“勝ち筋”を見いだせたからです。実施の過程では、広告代理店さんにすべてをお任せするのではなく、制作、企画、効果検証などを内製してきました。そのラクスルが得たテレビCMに向き合った知見やノウハウが詰まっているのが、ノバセルアナリティクスなのです。

独自データ・リアルタイム性を活かして“理想の運用”へ

MZ:実際にどのように活用されているのでしょうか。

武井:弊社にとって、ノバセルアナリティクスが貢献してくれたのは、(1)データ提供(2)リアルタイムでの効果可視化の実現の2点です。

 (1)について、テレビCMをネット広告と同じような指標と粒度で測定・分析ができるようにするために必要なデータは、主に2種類あります。1つはテレビCMの放映に関わるデータ。もう1つはテレビCMに接触したユーザーの流入以降のデータです。ノバセルさんには、テレビCMから流入してファーストアクションをとるところまでの、私たちでは取得できないデータを提供いただいています

 (2)について、ノバセルアナリティクスはリアルタイムにデータが更新されます。これによって、意思決定のコミュニケーションスピードが速くなりました。あるケースでは、最初は4本のクリエイティブを放映して、放映開始から3~4日後に効果を分析し、その後の放映分は一番効果の良いクリエイティブに絞り込む、という動きをすることができました。これは画期的だと思います。

MZ:まさにネット広告のように“運用”することができているのですね。

武井:はい。テレビCM放映後のレポーティングスピードも上がりました。以前はレポートに必要なデータを複数のベンダーから収集し、まとめるという作業があり、完成までに3ヵ月程度かかっていました。しかしノバセルアナリティクスは初速のデータを自動的に収集・分析し、アウトプットしてくれるので、レポーティング期間が大幅に削減でき、次に活かすスピードも上げられています。

 そして、レポートのクオリティが標準化できたのも大きな変化です。今までは事業の担当者によってレポートの内容が異なったり項目が不足していたりしましたが、基準が統一されたことで、誰がレポートしても同じクオリティのものが出せる状態になっています。テレビCMを検討している事業が別事業の数値を見て判断できるようになりました

MZ:DMMさんの活用をご覧になって、他社が参考にできる点、そのポイントはどこで すか。

楠:効果を可視化した上で次のアクションにつなげられていることが、ポイントだと思います。可視化はあくまで中間時点で、武井さんたちはそれによって組織体制や社内文化を変えられています。ノバセルアナリティクスを最大限にご活用いただけていることが伝わってきて、とても嬉しいです。

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自社のデータと統合し、流入以降のLTV計測にも挑戦

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この記事の著者

那波 りよ(ナナミ リヨ)

フリーライター。塾講師・実務翻訳家・広告代理店勤務を経てフリーランスに。 取材・インタビュー記事を中心に関西で活動中。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

【AD】本記事の内容は記事掲載開始時点のものです 企画・制作 株式会社翔泳社

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MarkeZine(マーケジン)
2021/12/23 11:00 https://markezine.jp/article/detail/37911

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