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MarkeZine Day(マーケジンデイ)は、マーケティング専門メディア「MarkeZine」が主催するイベントです。 「マーケティングの今を網羅する」をコンセプトに、拡張・複雑化している広告・マーケティング領域の最新情報を効率的にキャッチできる場所として企画・運営しています。

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MarkeZine Day 2025 Retail

『ファン』のインサイトをいかに捉えるか~企業とIP、ファンの関係を考える~

「一緒にフィギュアスケートを盛り上げたい!」強火担・ミズノが手がけるファンがときめくコラボとは?


コラボレーションがミズノを体験する入り口に

MZ:コラボを運営するうえで大切にしていることはなんでしょうか?

井口:関係者の間で「スポーツメーカーのミズノだからこその取り組みをしよう」の軸を、絶対にぶらさないことです。その軸があれば、アイテム開発からコミュニケーションまで一貫した、本気の企画になると考えています。

 そして、情報発信のタイミングも大切にしています。前回と今回の「ユーリ!!! on ICE」コラボでは、フィギュアスケートの日本代表が発表された瞬間に描き下ろしイラストを公開しました。当日は、関係者でチャットをつなぎながら発表会見を見ていまして、「今だ!」とツイートしました。常に関係者みんなで想像力を働かせ、ファンの皆さんが見たときに、一番ワクワクできるタイミングを吟味して発信していますね。

MZ:ファンやお客様からの熱量にミズノも本気で向き合うからこそ、支持されているコラボだと感じました。ミズノにとって、コラボはどのような存在ですか。

井口:コラボは、ファンの皆さんと一緒に競技や選手を応援し、盛り上げていく取り組みであると同時に、ミズノを知っていただく入り口にもなっています。「コラボをきっかけに、初めてミズノの商品を手に取りました」という方は少なくなく、新しくスポーツを始めたり、ミズノのライフスタイル品を購入されたり、ご家族にもミズノのアイテムを薦めてくださったりと、スポーツやミズノ自身にも関心を寄せてくださっています。

 お客様のお買い物の選択肢の中にスポーツメーカーが入ること、さらにミズノを選んでいただけることに、非常に大きな意味があると感じています。

コラボもコミュニケーションも「ミズノだからこそ」が第一

MZ:今後の展望をお聞かせください。

井口:まず、ユーリ!!!も宇野選手のコラボも、次の企画を予定しています。必ず、ファンの皆さんと一緒にみんなでときめいてワクワクできるような内容に仕上げていきますので、もう少しお待ちいただけると嬉しいです。今後もミズノだからこそやれること、やるべきことの軸をぶらすことなく、ファンの皆さんと一緒に楽しめる企画を行いたいです。

 スポーツメーカーのお客様とは、まず「スポーツをされている方」と考えがちです。ですが、コラボを通して、応援が好きな方やご家族がスポーツをする方、そしてアイテムの機能性を求めている方と、幅広い方々がミズノのお客様なのだなと実感しました。商品が持つストーリーをお客様のニーズにあわせてお伝えしていくような、一人ひとりのお客様に寄り添ったコミュニケーションを大切にしたいと思います。

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この記事の著者

マチコマキ(マチコマキ)

広告営業&WEBディレクター出身のビジネスライター。専門は、BtoBプロダクトの導入事例や、広告、デジタルマーケティング。オウンドメディア編集長業務、コンテンツマーケティング支援やUXライティングなど、文章にまつわる仕事に幅広く関わる。ポートフォリオはこちらをご参考ください。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/02/15 21:24 https://markezine.jp/article/detail/38219

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