作って終わりではない動画活用、PDCAも伴走
MZ:御社に相談してから動画が納品されるまで、どれくらいかかるのでしょうか。
穂積:オリジナルの動画のひな形を作り、それをテンプレートとして展開していく場合は、ひな形となる動画を最短10営業日で納品できます。既にひな形が決まった状態でご依頼いただく場合は、最短3営業日からお届けすることが可能です。
MZ:テンプレートを作ることで動画の量産や、継続した制作ができるのですね。御社では動画制作から分析までをワンストップで担っていますが、どのような改善をなさっているのでしょうか。
穂積:一般的な動画制作では完成品を作ったら終わりですが、movringで制作するカジュアル動画では、一度作った動画をシーン単位で修正、変更することが可能です。テンプレートを作って運用すれば、簡単にABテストをしたり、素材のテイストを変えてみたりすることが可能です。
凸版印刷はデジタルマーケティングの分野でも事業を展開しているため、動画やネット広告の分析・改善でも実績があります。ですから、動画制作も単なる受発注の関係ではなく、様々な観点からご提案ができます。データ分析をもとにしたクリエイティブの改善や、出稿先の模索なども我々がお手伝いして、伴走をしていければと思います。
マーケティングやデジタル化の課題も、カジュアル動画で
MZ:今後、御社ではmovringによってクライアント企業にどのような価値を提供されていきたいですか?
穂積:短期的には、カジュアルな動画の価値を広めて、印刷物を動画に代えてデジタルで活かすという分野で、当社の強みを発揮していければと考えています。企業様がこれまで印刷でしか使っていなかった素材をmovringでカジュアルな動画に変えて、新しい形でメッセージを発信するお手伝いができればと思います。
中長期的な視点では、データ分析などまで含めて、その素材の持つ潜在力を最大に発揮できるような広告プラットフォームを提供したいと考えています。一度作った動画の管理や、各メディアへの配信、その後の結果分析などをワンストップで提供していきたい。「movringに動画のことを頼めばすべてやってくれる」といったわかりやすいパッケージングを目指しています。
雑誌や新聞の発行部数が減っている中、これまで印刷物での広告に頼ってきた企業様は届け先が減ってきているという課題を抱えており、どうしたらいいのかその答えが出てないことが多いと思います。ですので、そうした企業様に対しても「movringを使って印刷素材の動画でフォローしていきましょう」と提案していきたいです。
さらに言ってしまえば、凸版印刷としての事業は本当に幅広く、Webサイトやアプリでの動画活用、配信先の開拓などあらゆる要望にお応えできます。どうしていいかわからない・やりたいことが曖昧な状態でも、まずはご相談いただければ、当社から何かご提案できると思います。ぜひ、一緒に解決策を模索させていただきたいですね。
MZ:ありがとうございました。