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MarkeZine Day 2025 Retail

特集:リテール最新動向

リテールテックで店頭体験は進化する──量販店などで導入広がる「リモート接客」の可能性

他のソリューションとの連携でリモート接客の幅は広がる

──当初、リモート接客で想定されていた活用方法と、実際の場面では変化してきた点はありますか?

上野山:今新たに出てきているニーズとしては「無人店舗」があります。地方などの店舗を基本的に無人にし、監視と接客を1ヵ所から行うことができるのではないかと考えています。ここで課題となるのは「決済」と「商品の受け渡し」ですが、決済は昨今、あらゆる手段があり、その場でスマホ決済もできますし、受け渡しも、たとえばコインロッカーを遠隔で開けることができれば十分実現可能です。

 監視カメラやスマートロッカーの会社様と連携することで、新たなソリューションがまた生まれてくるのではないかと画策しています。これらは、当初の構想とは変わってきたところです。

 今後は、オンラインの技術を店頭に持ち込むことでDXを図り、店頭での販売促進とPDCAが回るソリューションとして強化していきたいと思っています。店頭に来るまでの誘導の仕組みから、店頭ならではのお声がけのタイミング、手続きの遠隔対応などを含めた、「集客から接客まですべてをオンラインで効率的に行える店頭DXソリューション」というイメージをしています。

 今、時代の潮流として、「モノを売らない店舗」が出てきています。リアルの特徴は、実際の商品に触れられることですが、モノを置くだけではなく、DXソリューションをうまく組み合わせることが重要です。上手く活用することで、小さな場所や商業施設の一角を借りるだけでも、十分に自社商品を紹介できる場にすることができます。

 D2Cであれば、ECサイトのQRコードを置いておくことで自然に購入の流れを作れます。リアルの場では商品を体験して、購入はインターネットで、という形をより実現しやすくなると思います。

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この記事の著者

落合 真彩(オチアイ マアヤ)

教育系企業を経て、2016年よりフリーランスのライターに。Webメディアから紙書籍まで媒体問わず、マーケティング、広報、テクノロジー、経営者インタビューなど、ビジネス領域を中心に幅広く執筆。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/04/26 09:30 https://markezine.jp/article/detail/38832

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