フォロワーを増やすロジックと見るべき4つの数値
ここまでの流れをすべてまとめると、Instagramにおいてフォロワーが増える仕組みはこのような図で整理することができます。

まずSTEP(1)と(2)でアカウントの質と投稿の質を最大化させることでバズ投稿を生み出します。そしてSTEP(3)と(4)を改善することで、接触したユーザーがフォロワーになってくれる割合を最大化する、という考え方です。
この運用ロジックを理解した上で、アカウントの課題がどこにあるのかを特定し、改善を進めることが、Instagram運用において必須になります。なんとなくでアカウント運用をするケースと、運用ロジックに基づいてボトルネックを改善し続けるケース、どちらが最短でフォロワーを増やせるのかは明らかでしょう。
この運用ロジックを基軸にしながら運用しているからこそ、SAKIYOMIでは0から平均4.2ヵ月で1万フォロワーを達成することができているのです。
1投稿で1,000フォロワー以上増やすためのチェックリスト
ここまでの説明で、Instagramにおいてどのようなロジックでフォロワーが増えるのか、理解いただけたのではないでしょうか。ただ、おそらく多くの方がこの運用ロジックを理解しても、正直何から改善すればいいのか判断できないと思います。
それもそのはず、多くの企業では1アカウント分の数値しか見ておらず、各数値項目が良いのか悪いのかを判断することは至難の業なのです。
そこで今回は特別に、弊社がこれまで累計350万フォロワーのアカウント運用で蓄積してきたデータをまとめた表を公開します。

もちろんアカウントのジャンルによって多少基準は変わりますが、こちらの表にある数値を基準としていただければ、自社のアカウントのどこに課題があるのか、チェックできるはずです。
Instagram運用のインサイト画面を開くと、上記の4つの変数以外にも無数の数値項目が存在しています。はっきりいいますと、上記以外の数字は見なくて良いです。
多くのマーケターがこの数字を細かく見る罠にハマってしまい、本当に重要な上記の4つの数字が把握できていないという、本末転倒な状態に陥っています。その最たる例が、第1回でも紹介したハッシュタグのABテストばかりしてしまうケースです。
繰り返しにはなりますが、インスタ運用におけるセオリーとしては、まずは上記の運用ロジックに基づいて定量的なボトルネックを特定し改善することです。
そうして、最短でPDCAを回して「バケツの穴」を埋めることが何よりも重要なのです。