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“半歩”先を行くリサーチって?―覚えておきたい7つのポイント

2008/06/13 11:00

効果的なマーケティングを行うために必要なこと。それはリサーチでユーザーの隠れた心理や本音を確実に汲み取ることです。そこで今回は、より活用できるデータを得られる、“半歩”先を行くリサーチを行うために心がけておきたいポイントを7つ紹介します。【バックナンバーは こちらから! 】

“半歩”先を行くリサーチのポイント【1~2】

 前回は、市場概況とリサーチをするうえで最低限意識しなくてはならない4つのポイントを説明しました。今回は、その“半歩”先を行くための細かい戦術のようなものを紹介したいと思います。リサーチは良くも悪くも、調査の内容次第でその結果が大きく変わってしまいます。たった半歩先かと思われるかもしれませんが、この半歩が非常に大事なのです。

1.体験する

 製品やサービス、またウェブサイトのデザインや使い勝手などを、自社と競合で比較する際に気をつけなくてはならないポイントです。自社製品やウェブサイトを知らない、もしくは使っていない方はあまりいないと思いますが、忘れがちなのは競合製品についても利用してみることです。使ってみることで競合と自社との違いが見えてくることがあります。そうすると、新たに仮説や検証をしなくてはならないポイントを見つけ出せます。また、選択肢の抜け漏れチェックや表現方法の不一致による認識のズレを見つけ出すためにも、体験することは非常に重要です。

2.なりきる・妄想する

 最近では、「ペルソナ」という言葉を頻繁に見るようになりました。「ペルソナ」とは、調査から得られたデータをもとに、象徴的なユーザーモデル(架空の人物)を作成することです。ユーザーモデルを設定することで、プロモーションのプランニングや広告クリエイティブの制作が具体的かつ効果的になると言われています。上記したように、ペルソナを行う意味はその消費者(ターゲット)の立場になりきることにあり、最近では4P分析だけではなく、マーケティング要素を顧客視点で分析する4C(※1)分析の重要性が語られています。

(※1)
4C分析…顧客価値(Customer Value)、コスト(Cost)、利便性(Convenience)、コミュニケーション(Communication)の4要素からなる分析手法。

 「ユーザー中心の…」「ユーザーの立場から考えた…」などという表現をする企業が増えていますが、ユーザーの立場になって考えることは予想以上に難しいものです。自分ではなりきっているつもりでも、結局は自分自身が想像しうる範囲を抜け出せないケースが多くあります。もちろん、これがすべてを解決してくれる完璧な手法というわけではありませんが、リサーチを少しでも実りのあるものにするためには、なりきり、想像し、各個人が持つバイアスを極力消し去ることが重要です。私の経験上、これをやるとやらないとでは調査の質が大きく変わってきます。

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