広告接触者の9割が購入意向示す、検索数も増加
──今回の取り組みによる成果を教えてください。
油谷:今回の取り組みではdely様にブランドリフト調査も行っていただいたのですが、その結果、広告接触者の91%が「コンソメ」を購入したいと回答し、非接触者と比べてもリフトアップしていることが確認できました。また、20代の広告接触者の91%が今回のタイアップで生まれたレシピを作りたいと回答していました。
「コンソメ」は多くの家庭で常備されていることが多く、施策によって売上が極端に上がるケースは稀なので、使用回数を上げていくことが重要です。その観点から見たときに、今回の施策は、「コンソメ」を使ったレシピの調理機会を生むきっかけになったと考えています。
原田:今回の施策では、我々の想像を超えたメニューをたくさん見つけることができたのも大きな成果です。155件の動画をクリエイターの皆さんに投稿いただきましたが、エンゲージメントの高い動画の傾向などもわかったので、今後どういった方向性のレシピを訴求すべきか気づくこともできました。
岡本:今回の投稿件数はとても多く、かつ投稿されるレシピ動画の質も高かったです。また、クラシル内で「コンソメ」というワードでの検索数が、イベント前週比で168%になっていたので、行動変容につながったと考えています。
「コンソメ」での成功事例を他の商材に
──最後に今後の展望を教えてください。
原田:今後も新しい施策に積極的にチャレンジしていきたいです。広告や店頭プロモーションを含めて60年間試行錯誤してきましたが、新型コロナウイルスの影響を期に食卓の状況も変化しました。
クラシルショート イベントタイアップはもちろん、新しい施策にも積極的にチャレンジしていくことで、少しでも多くの方に「コンソメ」を使っていただき、それがお客様の食にまつわる豊かな時間の創出につながるように取り組んでいきたいです。
油谷:我々にとって、料理メディアは重要な顧客接点です。今回は「コンソメ」での取り組みでしたが、弊社には様々な調味料ブランドがあるので、今回の事例を横展開していければと考えています。
村瀬:今回の取り組みでレシピニーズの発見とユーザーの態度・行動変容に寄与できることがわかったのは、我々にとっても良い気づきでした。これも短尺のショート動画だったからこそだと思いますので、今後も様々なお客様に提案していきたいです。
