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新・女性のココロを動かすマーケティング術

SNSでは“知名度”が無くてもモノが売れる?ショート動画の「疑似体験」で直結型の購買行動を生む手法

ショート動画でモノが売れる理由

 それではなぜ、ショート動画が商品の「疑似体験」に有効なのでしょうか。ショート動画とは、一般的に15秒~2分程度の短尺動画のことを指しますが、次の4つの特徴からユーザーに実際に商品・サービスを体験したように感じさせる「疑似体験」を実現することができるのです。

(1)動画だから、たくさんの情報を伝えられる

 動画はテキストや静止画と比較すると、より多くの情報を伝えることができます。美容商材であればアイシャドウのラメ感やテクスチャーの滑らかさ、あるいは実際の使い方やメイクのHow toなども、動画を通してならよりわかりやすく表現することができます。

 また、食品であれば料理のプロセスを詳細に表すことができるため、料理家の投稿に対してユーザーから「その食材はどこに売っていますか?」というダイレクトなリアクションも多く寄せられています。

(2)短尺だから、最後まで見てもらいやすい

 ショート動画は15秒~2分程度と、長尺動画と比較してコンテンツの時間が短いことから、ユーザーの離脱率が低く、コンテンツを集中して最後まで視聴されやすいという特徴があります。

(3)フルスクリーンだから、没入感が高い

 ショート動画はスマートフォンで、かつフルスクリーンで表示されることが圧倒的に多い傾向にあります。コンテンツが画面上で区切られず、全画面で視聴できるため、ユーザーの「没入感」を高めることができます。

(4)縦型フォーマットだから、情報がリアルに感じられる

 フルスクリーンのショート動画はスマートフォンに合わせて縦型のフォーマットになっていますが、これは人間の視界に近く、横型の動画に比べて情報がよりリアルに感じられるという特徴があります。

次のページ
体験喚起型のショート動画の世界で求められるコンテンツとは

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この記事の著者

柳原 彩(ヤナギハラ アヤ)

トレンダーズ株式会社 ソーシャルメディアマーケティングDiv.プランナー

 一橋大学社会学部を卒業後、2020年よりトレンダーズにて現職。入社以来、食品、飲料業界を中心に、インフルエンサーやSNSメディアを活用したマーケティング支援を担当。SNSトレンド分析を基に、コラムの執筆やイベント登壇実績あり。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/08/25 07:00 https://markezine.jp/article/detail/39741

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