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PVは60%、資料DLは50%増加!LegalForce「契約ウォッチ」のオウンドメディア運用術

 契約審査プラットフォーム「LegalForce」は2020年8月にオウンドメディア「契約ウォッチ」を立ち上げた。本記事では、その立ち上げの背景と運用術、運用で得られた成果について、同メディアの運営責任者であるマーケティング部メディアグロース係 係長の梅村玲司氏に話を聞いた。

高まるニーズとリード獲得への貢献が立ち上げの背景に

──最初に、LegalForceがオウンドメディア「契約ウォッチ」を開設した背景を教えてください。

 契約にまつわる情報がまとまったメディアがなかったこと、「LegalForce」のサービスのリード獲得に貢献できることの2点が開設の背景です。

 1点目は、「LegalForce」を改善していく過程でユーザー企業の方にインタビューを行う中で見えてきました。「LegalForce」を利用する法務担当者からすると、法改正に関する情報や契約関連の情報がまとまったメディアがなく、情報収集に苦労していたのです。

 法律に関する情報なので、行政の運営するWebサイトに情報が集約されているものの、内容が難解であることも多くすぐに読み解けるものが少なかったため、ここにチャンスがあるのでは、と考えました。

 2点目は、オウンドメディアを活用したコンテンツマーケティングは、BtoBマーケティングの常とう手段なので、以前から検討していました。そして、法務担当者の情報収集に対するニーズが見えてきたことで、見込み顧客の獲得にもつながると考え、2020年8月に「契約ウォッチ」を開設しました。

契約ウォッチ
契約ウォッチ

PVと資料DL数がKPI/ユーザーとSEO起点でコンテンツを制作

──「契約ウォッチ」では、どのようなKPIを設定しているのでしょうか。

 基本的にはPVと資料のダウンロード数、新規リードの獲得数がKPIとなっており、大枠は月単位で数値の動きを確認しています。

──立ち上げ以降はどのようにコンテンツを拡充し、成長させてきたのでしょうか。

 最初はSEO起点のコンテンツとユーザー起点のコンテンツを企画・制作し、PVの底上げを図ってきました。一定程度メディアとして成長したのち、SNSアカウントの運用やSNSでのクイズキャンペーン、LINEスタンプの作成など、幅広い施策を展開してきました。

──SEOではどのようなキーワードを狙っているのでしょうか。

 一番メインで狙っているのは、法改正に関する情報を調べるときのキーワードです。LegalForceには社内に弁護士資格を保有する者が複数名いるので、そのチームに最新の法改正情報をヒアリングするミーティングを月に1~2回開いています。その中から、ターゲットである企業法務の方の業務に影響を与えそうな法改正をピックアップし、それらに対応したコンテンツを作り、ニーズとトレンドを押さえています。

 また、この領域のSEOはYMYL(Your Money Your Life)ジャンルということもあり難易度が高いので、一次情報を記載する、専門性を高めていくためのコンテンツ制作、リライト体制の構築など、様々な対策を行っています。

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この記事の著者

道上 飛翔(編集部)(ミチカミ ツバサ)

1991年生まれ。法政大学社会学部を2014年に卒業後、インターネット専業広告代理店へ入社し営業業務を行う。アドテクノロジーへの知的好奇心から読んでいたMarkeZineをきっかけに、2015年4月に翔泳社へ入社。7月よりMarkeZine編集部にジョインし、下っ端編集者として日々修業した結果、2020年4月より副...

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2022/08/22 08:30 https://markezine.jp/article/detail/39742

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