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【特集】2023年、マーケターたちの挑戦 ──未来を拓く人・企業・キーワード

2023年、私たちの挑戦(マーケティングベンダー編)

日本オラクル

2022年を振り返って

 2022年は、長引くコロナ禍、混迷する国際情勢、急激な円安や資源高による世界経済への打撃など、先行きが不透明な年でした。 このような状況下において弊社では、包括的なクラウド・ソリューションを一貫して提供し、お客様との信頼関係をより一層深めることに重点を置き、エンゲージメント強化を図ってきました。たとえばデジタルコンテンツの適時発信と対面型のマーケティングを両立させるハイブリッド型施策を通じてお客様ごとのロイヤリティ向上を目指しています。

 また、どのような状況であっても確度が高められるのはデータです。オラクルのテクノロジーとそのデータ分析に基づいたインサイトによってF1世界選手権の年間優勝を果たしたOracle Red Bull Racingチームとのパートナーモデルのように、不確実な時代にお客様とともに成長する関係を築くことに注力しました。

 

2023年に向けて

 2023年は、より一層データの利活用とマルチ、ハイブリッド・クラウドの利用が加速すると考えています。弊社では、認知、需要、契約、利用、顧客満足、そして追加需要など360度の顧客データに基づいたシームレスなマーケティング活動を行っていきます。これまで以上にマーケティングと営業の円滑な連携を強化することで、より効果的な施策を行います。 特に、費用対効果の高いSEM/SEOを強化し、顧客やファンになっていただけるようなインバウンド・マーケティングにも尽力していきます。また、2022年10月に米国のラスベガスで開催したオラクルの年次イベントOracle CloudWorldと同様に、中継やオンデマンド配信などハイブリッド型の活動を通じて、お客様の多様な働き方に沿った形でマーティング活動を行っていきます。

日本オラクル
理事 マーケティング本部
渡邊貴子氏

ERPアプリケーションのJD Edwards にてB2Bマーケティングに携わり、その後、オラクルが統合した人事やCXアプリケーションのPeopleSoftにて、デジタル・マーケティングを含むマーケティング業務に従事。2006年より日本オラクルにて、アプリケーションからテクノロジー領域、またABMなど幅広いマーケティング業務に従事し、キャンペーンの企画立案および実行を通じて、製品・ソリューションの認知向上、需要喚起を促進。2010年よりマネージメントに携わり、2019年より現職。

日本マイクロソフト

2022年を振り返って

 ネット広告の地殻変動が起こっています。Googleが2022年7月に発表した内容では、Chromeの3rd party cookie廃止が2024年まで再延期されました。3rd party cookie依存のネット広告配信技術は、崩壊するでしょう。業界の大混乱を避けるために、Googleはギリギリまで延期したように見えます。一方で、AmazonやMicrosoftなどは、1st party dataの質と量が非常に高く、近年、ネット広告事業を強化してきました。2024年に向けて業界勢力図が大きく変わっていくでしょう。GDPRで没落する企業と、勃興する企業。それぞれの戦略が明確になったのが2022年です。

 

2023年に向けて

 Microsoft 365は WindowsだけでなくMac、iPhone、Androidでも使われているため、Microsoftには大量の 1st party data があります。つまり、GDPRが追い風となってMicrosoft広告事業を後押ししていきます。Microsoft Edgeの国内ダウンロード数は約7,500万。そのユーザー層に MS Rewardsのポイントを訴求し、Microsoft広告のリーチが拡大。その結果、広告主様に最高水準の価値を発揮するようになります。「2023年、Microsoft が日本のネット広告の勢力分布図を変えてしまった」と歴史が振り返ることになるでしょう。

日本マイクロソフト
Regional Vice President Japan, Microsoft Advertising
有園雄一氏

オーバーチュア(現・ヤフー)、グーグル(SalesStrategy and Planning/戦略企画担当)、アタラCOOなどを経て現職。2004年、検索キーワード入りテレビCMを考案、日本で最初にトヨタ自動車「イスト」CMが採用。2014年、Dual AISAS Modelを提唱。テレビ朝日の番組「#モデる 」では番組企画を支援し、DualAISAS Modelを利用して、「テレビ番組-テレビCM-SNS-ウェブサイト-EC/店舗」の連携を意図したコミュニケーション設計を行う。2016年〜19年、電通デジタル 客員エグゼクティブコンサルタント。2018年、アタラ フェローに就任。2018年度 電通 電通総研 カウンセル兼フェロー。2020〜2021年、ビービット マーケティング責任者。2019年〜、電通総研パートナー・プロデューサー。

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2023/01/19 09:30 https://markezine.jp/article/detail/40869

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