MAD MAN REPORT 60分濃縮セミナーを開催!
2月28日(火)に、MAD MAN REPORT著者の榮枝洋文さんによるウェビナーを開催します。目の前にある今日明日の課題ではなく、もう少し先にある「日本ではまだ見えていない」現象や、「重要だけど見落としている数字」に目を向け、データ市場の潮流を読み解く60分です。貴重なこの機会をお見逃しなく……!
従業員、Z世代から愛されるChick-fil-Aの経営スタンス
Chick-fil-A(以下、チックフィレ)は、ファストフード事業を展開するチキンバーガーのチェーンだ。米国のMcDonald’sが2021年2月に突如3種類のクリスピー“チキン”サンドを発売したのも明らかにチックフィレを意識した施策だったが、日本には未進出のブランドゆえに、その衝撃の理解度が薄かったようだ。米国では今やShake Shack以上に人気のチックフィレが有する、「B/S視点での飴玉(=事業資産価値の源泉)」のイズムを紹介していこう。
1.顧客満足の手前に、従業員が会社を愛せること
チックフィレは、飲食事業の「かきいれ時」の日曜日を堂々と定休日にしている。創業者の信仰心のもと、1号店から「日曜日は家族と(必ず)休む日」としているそうだ。顧客満足という言葉の前に、従業員の平和や満足が先にある姿勢を貫いている。対して、日本のファストフードやコンビニの経営手法はいかに。
2.米国Z世代の間で8年人気No.1(Piper Sandler調査)
チックフィレは、アプリやテクノロジーという手段や技術を当然の入り口とした上で、Z世代に愛され「続けて」おり、未来の伸びしろを持つ。
3.別調査の米国顧客満足度指数でも8年連続No.1(ACSI調査)は納得
チックフィレは、ファストフード店なのに、さながらレストランのような対応でドリンクを無料で追加補充してくれたり、片付けのトレイを運んでくれたりする(※1)。店舗スタッフはあのRitz-CarltonHotelの言葉「MyPleasure」を発する様子も見える。注文時にレジに並ぶ必要はなく、席に座ったままアプリで注文して、テーブル番号を入力すればスタッフが商品を席まで運んできてくれる。