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米国最新事情レポート『BICP MAD MAN Report』

マクドナルド/スターバックスを凌ぐファストフードチェーン「Chick-fil-A」のブランド資産

 米国やグローバルにおける広告・マーケティング業界の最新情報をまとめたベストインクラスプロデューサーズ発行の『BICP MAD MAN Report』。そのカットアップ版をお届けする本連載、今月は米国のファストフードチェーン「Chick-fil-A」をフィーチャーした。Chick-fil-Aが有する事業資産価値の源泉とは……?(※本記事は、2022年12月25日刊行の『MarkeZine』(雑誌)84号に掲載したものです)

MAD MAN REPORT 60分濃縮セミナーを開催!

 2月28日(火)に、MAD MAN REPORT著者の榮枝洋文さんによるウェビナーを開催します。目の前にある今日明日の課題ではなく、もう少し先にある「日本ではまだ見えていない」現象や、「重要だけど見落としている数字」に目を向け、データ市場の潮流を読み解く60分です。貴重なこの機会をお見逃しなく……!

従業員、Z世代から愛されるChick-fil-Aの経営スタンス

 Chick-fil-A(以下、チックフィレ)は、ファストフード事業を展開するチキンバーガーのチェーンだ。米国のMcDonald’sが2021年2月に突如3種類のクリスピー“チキン”サンドを発売したのも明らかにチックフィレを意識した施策だったが、日本には未進出のブランドゆえに、その衝撃の理解度が薄かったようだ。米国では今やShake Shack以上に人気のチックフィレが有する、「B/S視点での飴玉(=事業資産価値の源泉)」のイズムを紹介していこう。

1.顧客満足の手前に、従業員が会社を愛せること

 チックフィレは、飲食事業の「かきいれ時」の日曜日を堂々と定休日にしている。創業者の信仰心のもと、1号店から「日曜日は家族と(必ず)休む日」としているそうだ。顧客満足という言葉の前に、従業員の平和や満足が先にある姿勢を貫いている。対して、日本のファストフードやコンビニの経営手法はいかに。

2.米国Z世代の間で8年人気No.1(Piper Sandler調査)

 チックフィレは、アプリやテクノロジーという手段や技術を当然の入り口とした上で、Z世代に愛され「続けて」おり、未来の伸びしろを持つ。

3.別調査の米国顧客満足度指数でも8年連続No.1(ACSI調査)は納得

 チックフィレは、ファストフード店なのに、さながらレストランのような対応でドリンクを無料で追加補充してくれたり、片付けのトレイを運んでくれたりする(※1)。店舗スタッフはあのRitz-CarltonHotelの言葉「MyPleasure」を発する様子も見える。注文時にレジに並ぶ必要はなく、席に座ったままアプリで注文して、テーブル番号を入力すればスタッフが商品を席まで運んできてくれる。

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この記事の著者

榮枝 洋文(サカエダ ヒロフミ)

株式会社ベストインクラスプロデューサーズ(BICP)/ニューヨークオフィス代表 英WPPグループ傘下にて日本の広告会社の中国・香港、そして米国法人CFO兼副社長の後、株式会社デジタルインテリジェンス取締役を経て現職。海外経営マネジメントをベースにしたコンサルテーションを行う。日本広告業協会(JAAA)会報誌コラムニスト。著書に『広告ビジネス次の10年』(翔泳社)。ニューヨーク最新動向を解説する『MAD MAN Report』を発刊。米国コロンビア大学経営大学院(MBA)修了。

※プロフィールは、執筆時点、または直近の記事の寄稿時点での内容です

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MarkeZine(マーケジン)
2023/01/10 17:59 https://markezine.jp/article/detail/40898

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