ANAホールディングスが出資する中国市場開拓支援サービスのACDは、中国に多数のユーザー数を持つSNS「WeChat」内に、26都道府県の観光情報を紹介する公式ミニプログラム(WeChatが提供するアプリ内アプリ)の開設を発表した。
これは同社が提供するミニプログラムの開設サービス「WeSearch」を活用したもので、既に21の都道府県ではプログラムを公開済みで、残り5つの都道府県についても2022年度中に順次公開予定。
「WeSearch」は、ネット検閲システムがある中国で、13億人の市場へ直接アプローチするために同社が提供するもの。ミニプグラムの開発・運用を、SaaS型・月額定額制で利用でき、WeChat内で情報発信・拡散から決済・配送までの一元管理が可能になる。
ACDが運営する自治体のミニプログラムでは、各地域の観光情報を紹介しており、中国に向けたPRが可能。ユーザーは旅行雑誌の代わりとして使用できる。これらは検閲なしで発信ができるため、情報更新が素早くできる点も強みだ。
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