伊藤忠商事とIdein(イデイン)は2022年12月15日(木)、エッジAI技術(※)を活用したリアル空間における顧客行動分析サービスの開発を目指し、資本業務提携に合意した。
※利用者や現場に近い場所に設置したAI機器(エッジ)でデータを処理し、必要なデータのみ分析することを可能にした技術
Ideinは、エッジAIによる現場データ収集プラットフォーム「Actcast」を開発・提供する企業だ。一方伊藤忠商事では、全国34都道府県・合計3,000店のファミリーマート店内にデジタルサイネージメディア「FamilyMartVision」を設置する事業において、Actcastを搭載したAIカメラを一部採用。プライバシーに配慮した広告効果測定の基盤を構築している。
伊藤忠商事とIdeinは本提携を通じ、FamilyMartVisionをモデルにActcastのAIカメラを活用した顧客行動分析の手法をパッケージサービス化。スーパーマーケットやドラッグストアなどの小売事業者や小売以外の他業態に展開する予定だ。また、流通業やサービス業、不動産業、製造業、社会インフラなど、各分野に最適なエッジAIサービスの提供も目指す。
【関連記事】
・東芝グループと伊藤忠テクノソリューションズが協業 レシートの購買データに基づく需要予測などを可能に
・伊藤忠商事、「商い」の存在意義をテーマにした「暮らす。愛する。商いする。」キャンペーン展開
・博報堂、ファミリーマートにて「クロスモーダル知覚」を使った映像の実証実験を開始
・ファミリーマート×コスメキッチンのオーガニックコスメ「ミティア オーガニック」が10月発売
・CAM、ファミマの店舗内サイネージで新R25のオリジナル番組を提供 第1弾は江崎グリコの商品を紹介